三郷町ごへだ祭り

2014年11月25日 00:00

11月22日(土)に第6回三郷町ごへだ祭りが開催されました。

JRさわやかウォーキング武並駅に日にちをあわせた外でのイベントであるがゆえ、天候によって成功するかしないかが大いに左右されるので「曇り時々晴れ」という天気予報を気にしていましたが、いざ土曜日を迎えたら晴天ではないですか!素晴らしい天気に恵まれ3連休の幕開けとなりました。

ごへだ祭りのごへだとは、もち米を使う五平餅と違い、うるち米を使う五平団子を省略してごへいだんご→ごへいだ→「ごへだ」となったとか。島崎藤村やメディアに使用された五平餅の名称が世に知れ渡り、一般的に使われる名前になったそうです。現在は呼び方は違えど、どこのものももち米は使用されていないそうなので、基本的な違いは握りの形、大きさ、そしてタレのみです。三郷野井地区で活躍される「ごへだの会」は大切にごへだの名称を地元のものとし、よって彼らが販売されるのは「ごへだ」となります。このイベントもそういういきさつで「ごへだ祭り」と名が付きました。

 

アグリパークと茅葺の家では4種類のごへだ(野井手握り、手作りわらじ、手作りだんご、既製品だんご)、芋ごねもち、切り餅、キノコ汁、そして飲み物数種類を販売しました。芋ごねもちとは、炊いたお米に茹でた里芋を混ぜつぶしだんごにし、串刺しにしたものに生姜醤油を塗って焼いて食べる甘くない食べ物です。ウォーキング参加者はごへだやキノコ汁などを次々と購入され、紅葉や穏やかな風景を見ながら休憩されました。もちろんウォーキングの方々だけでなく、ご近所の方々も来場していただき楽しまれたご様子でした。集計によると約900名の方がごへだ祭りに足をお運びいただき、誠にありがとうございました!

上(左から):手作りわらじごへだ、手作りだんごごへだ

下(左から):芋ごねもち、野井手握りごへだ

 

茅葺の家では2014年度の三郷町フォトコンテストで入賞された作品が展示され、来場者に三郷町の四季折々の姿を見ていただくことができました。また、室内では郷土史のおじ様方が囲炉裏に火をおこし、何とも言えない心地の良い空間の演出をされました。囲炉裏でお餅も焼かれており、それはまたガスやオーブンで焼いた物とは一味違う美味しさに出来上がっていたのに驚きました。囲炉裏から出てくる煙が外に出るのを見ると、「建物が喜んでる」気分になりました。

 

ごへだ祭りは三郷町まちづくり委員会・自治連合会・恵那市観光協会三郷支部・郷土史で編成される「ごへだ祭り実行委員会」が毎年JRふれあいウォーキングと連携して開催されています。数日前からのテント設置やお餅作り・ごへだ・芋ごねもち握りにキノコ汁作り、そして販売、接客、交通安全呼びかけ、後片付けなど本当に大変忙しかったですが地域の皆さんの力で楽しくイベントが行われ、無事終われたことに安堵と感謝の気持ちでいっぱいです。皆様、ご苦労様でした。

 

<スライドショー>(小さい画像をクリックするとスライドショーになります)

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https://youtu.be/Ot0mPbw4HJ0

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