小学生が森造りの大切さを体験

2015年08月10日 13:12

子供たちに、森の大切さや役割について体験しながら学んでもらおうと、三郷町まちづくり委員会の主催で「森林ウオッチ」が8月9日に開催され、三郷小学校1年から4年生までの15人が三郷町野井地内の山林に集まりました。

午前中の間伐体験では、この場所で森造り活動を行っている「NPO法人美濃の森造隊」から、森の大切さや、どうして間伐が必要なのかについて説明を受けました。その後、間伐する木を選定し、倒す方向を決め、のこぎりで間伐作業を開始。実際にやってみると悪戦苦闘の連続で、なかなか上手に切ることができませんでしたが、「森造隊」のアドバイスを受け少しずつ慣れているようでした。急斜面で足場が悪い山の中での作業は本当に大変で、森造りの大変さを体感しながらも小学生らは一生懸命取り組んでいました。

 

写真下:間伐についての説明を受ける

ようやく木が倒れ始めると「あと少し」と、のこぎりを引く手に一段と力が入りました。木が倒れていく音は大迫力。その様子に圧倒されながらも「やったー」と歓声が上がり、充実した表情を浮かべていました。その後は、みんなで切り株の年輪を数え、「この木は60歳だったよ。おじさんと同級生ぐらいかな」と、木が育つまでの長い年数を実感していました。

写真下:悪戦苦闘の間伐体験

午後からは、間伐した木の枝を使って笛を作る体験をしました。保護者やスタッフに手伝ってもらいながら10センチほどに切った枝に穴を開け、小刀を使って少しずつ穴の大きさを調整しました。最初は全く音が出ませんでしたが、しばらくするとあちらこちらから「ピーッ、ピーッ」と音が聞こえ出しました。最後には全員が完成させ、森の中は笛の音の大合唱になりました。

写真下:間伐材で笛作り

小学生らはこの他に、昼食作りで竹を使った飯ごう炊飯を体験したり、「食生活改善連絡協議会」の協力により食生活の講義を受けるなど、森の中で充実した1日を過ごしました。


写真下:食生活の大切さについても学びました

三郷振興事務所より)

 

 

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