町民こぞって歩こう会で歩きました

2015年03月12日 09:35

三郷町はおとといからまた真冬に逆戻りしたかと思うほどの雪がシンシンと勢いよく降り続き、数日間町内が真っ白な雪景色に変身しました。今朝は雪が落ち着き、ふわふわとゆるやかに降っていましたが、もう終わりを迎えそうです。

 

さて、雪が三郷町を覆う2日前の7日に毎年恒例の「町民こぞって歩こう会」が開催されました。毎年一つの地区を回るこの会に今年は椋実が選ばれ、寿老の滝からグルッと一回りしてまた寿老の滝に戻るという約5キロのコースが設定されました。あいにくの雨模様でしたが、主催が青少年育成町民会議やコミュニティーセンターとあり元気なお子さんが大勢みえ、スタッフ含め総勢約90名の方がこのイベントに参加されました。

出発する前に準備体操やノルディックウォーキングの講習会があり、用意された50セットのポールを各自持ちながら3グループに分かれ、ウォーキングが開始。ウォーキング中にある地区の重要な史跡には郷土史研究会の方々がガイドとなりそれぞれの史跡の概要をわかりやすく説明されました。

 

コース内容

1. 寿老の滝

まずはスタート地点の寿老の滝の説明を聞きました・・・が、滝の音でガイドさんの声が消えてしまい部分部分しか聞き取れませんでした。今はまだ寒いですが、夏になると避暑地となる三郷町の1、2位を争う人気スポットです。

 

2. 長石発掘場跡

陶器の釉となる原料を鉱脈沿いから手掘りで出す作業をこの地方ではよく行われていたそうです。この近辺も石粉車屋が川沿いに何軒もあったそうで、参加者の中には当時のことを思い出しながらお話しされていました。

 

3. 椋実防災ダム

災害用に1968年作られたダム。

 

4. 八幡神社・八幡廟

昔の恵那郡内で最古の神社といわれている。神社系内の集会所では昔踊りや音楽などが披露されていたそう。

八幡廟は道向こうの山の中間部に祠としてある。

 

5. 庚申堂跡

昔あった庚申信仰のお寺の跡地。写真の右奥の高い場所にあるのは洞ヶ入り観音堂で、そちらに庚申堂にあった仏像などが移動された。

 

6. 洞ヶ入り観音堂

1686年から千手観世音菩薩を祭っている御堂。ここから椋実の素晴らしい景色が見渡せます。運良くお堂の鍵を持っている近所の方に中を見せて頂けました。

 

7. 欒峰城跡(らんぽうじょう)・千人塚

1202年岩村城の城郭として欒峰城は断崖があるこの里山に建設されたが、1575年武田信玄の攻撃を受け落城した。その戦争中に戦死した多くの方のお墓が千人塚である。

 

8. 小滝

史跡の説明を聞いた後は小滝へ向かうコースへ入りました。山道でしたが比較的歩きやすく、子供たちも問題なくすいすい進んでいったのが印象的でした。寿老の滝とは違い、大きな岩が沢山あるためか緩やかで小さな滝がいくつも連なり素敵な場所です。

小滝から寿老の滝へ向かう途中の階段が急こう配なうえ、少し手すりが弱く不安な場所もありましたが参加者は無事ゴールの寿老の滝へたどり着くことができました。史跡の説明を聞きながらゆっくりめに歩いたのであまり疲れた様子の方はみえなかったようです。いつの間にか雨は止んでいました。

 

終了後は観光協会の方々が作られた豚汁や五平餅をお腹いっぱい頂き、運動しながら歴史を学ぶことができ、とても充実した午前中でした。

参加者の皆様、ご苦労様でした!

ちなみに恵那市役所のウェブサイトにもイベントが紹介されました。

 

<スライドショー>

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