野井地区巡り

2014年10月03日 19:40

こんにちは、三郷町ふるさと活性化協力隊員のmeganeです。

 

昨夜武並コミュニティーセンターで恵那市景観まちづくりワークショップ:武並・三郷地域第1回目が開催されました。ワークショップ終了後、野井区のグループに参加していた野井区在住のまちづくり委員会会長Tさんが調査を行っている学生さん2名と翌日野井を一緒に回る約束をし、私も急きょ参加することになりました。台風18号が来るかもしれないと内心心配していましたが、どうやら調査関係者は晴れ人が多いのか夏の名残がある晴れの日となりました。

 

待ち合わせ場所は66号線沿いのうどん屋六ろくにて。道の駅らっせぃみさとや喫茶店以外にも食べる場所があることを知り喜んでいただけ姿を見て、やはり気軽に寄れる定食屋さんやカフェなどといった飲食店は地元・市内外から訪れる方たちからの需要があるという事実が再確認できた瞬間でもありました。腹ごしらえが済んだら早速徒歩で舟森山武並神社の裏にある6つの古墳をはじめ、近所を軽く散策しました。その後は学生さん達の車に乗せてもらい野井区が管理・清掃している山道を登り、荘内川や土岐川の源流地域を見に行きました。

途中小さな土砂崩れが道をふさいでいたハプニングがありましたが、無事石をどかしグルリと長島の方から野井区へ戻りました。そのあとは学生さんたちがまだ訪れていなかった場所や見たことのない景観スポット(宮の前の高台から大沢地区を見上げる場所、川沿いの遊び場など)、武並町竹折地区と野井地区の境目などの確認をしたり、ゆっくりと写真を撮りながら回りました。会長の丁重な説明や学生さんたちの熱心な質問は尽きることなく、時間があっという間に過ぎてしまいました。

「三郷には何もない」という意見を何度か耳にしたことがありますが、そのコメントからは想像できないほど三郷の3地区には自然の中で人が暮らせる素敵な環境・景観があります。人が自然にほどよく寄り添いながら暮らせるということの価値を再定義し、揺るがない誇りを持っていただきたいです。自然は人工的にすぐできるものではないうえ、美しく健康を保つため整備活動が不可欠なのは町民が一番ご存知だと思います。昔からあった三郷町の里山や川などの自然環境をご先祖が整備されていた生活文化を今なお町民が受け継いでいることは本当に素晴らしいことです。そういった景観・自然環境を三郷町の一番重要な宝とし、それを中心にグリーン・ツーリズムや他の環境系ビジネスで三郷の経済を発展させていけたら何にもないまちという観念が払われるかもしれません。

 

ただ、人口減少や高齢化が進む中、各町民にかかる負担の量が増えているのも現状で、これからどのように景観を守っていくかは大きな課題の一つになると思います。また、外から人に移住してもらいたい場合は確かに景観だけでは沢山の人を呼び込む効力はそうないかもしれません。住まい・職・健康・福祉・教育・文化・コミュニケーションなどといった、景観や環境以外にも「人が住みたい」と思うまちの要素を確実に提供できる万能なまちに三郷町が一歩ずつ近づけるよう、しっかりとした目標を持ってまちづくりに取り組んでいただけたらと願います。

 

毎日三郷に出勤しているとはいえ、まだ全ての見どころや道を把握していなかったので野井を知るにはとても良い経験になりました。誘っていただき/参加できありがとうございました。佐々良木と椋実地区もこのように時間をかけて地元の方と回ればきっと知らない場所や風景が発見できることかと思います。地元に詳しい方、お時間のある方、近い将来ウォーキングツアーのようなものをガイドさんとして是非開催してもらいたいです。

 

*スライドショーはFLASHプレーヤーを使用しています

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