地方での車選び

2015年09月04日 17:31

こんにちは、かなり長い間ご無沙汰していました三郷町ふるさと活性化協力隊のmeganeです。

 

三郷町はまだ9月初旬だというのにすっかり秋めいてまいりました。そのうえ低気圧と台風18号の影響による大雨が連日続き、夜・早朝は毛布が必要になるほど肌寒くなっております。鈴虫らしい鳴き声まで聞こえていますがセミも混ざって鳴くので耳は少し困惑してしまいます。個人的には夏が苦手なので涼しい風が吹くようになりホッとしていますが、夏が好きだという方々は今年はカラッとした夏らしい日が少なく、異様に夏季が短かかったそうです。

 

No 車、No 自由

実は少し前に運転していた車が廃車となってしまいました。理由は不運としか言いようがない事故だったのですが、不幸中の幸いでけが人は誰も出ず、車が不運な出来事の犠牲となりました。親戚にいろいろと手配をしていただき現時点は業者さんから代車をお借りしていますが、車のことをあまり知らずに今まできてしまったので、次に買う車が決まらず困っています。

 

都会の様に公共交通機関がしっかりしていない地方では車なしの日常の暮らしは考えられないほど難しくなります。日常的な買い物も街中に出ないといけないため、車がないとちょっとした買い物さえ大がかりなことです。一番近いコンビニは徒歩で片道約30分。勤務後はあたりが暗くなっていて途中から街灯が薄暗く人気がないので不安になる箇所があるため、躊躇してしまいます。また、自転車で通勤することは可能ですが、常に同じ場所で仕事をしていないことや、長い坂道が沢山ある地域なので勤務中移動に時間をとられることを考えると効率が悪いです。(きっと新人代謝にはとても良さそう…)とまぁ、色々な理由でこの地域に暮らすため自動車は必須になります。

 

考えてみると、三郷町で日中歩いている人を見ることはあまりありません。早朝や涼しくなる午後はお散歩やランニングなど運動される方をお見かけしますが、移動の為歩かれている人は学生以外ほぼおりません。町内を走るコミュニティーバスは7時台から16時台まで毎1時間1本運行されているのみです。都会に住んでいた昔、バスや路面電車、自転車そして徒歩で町をくまなく移動していたのを思うと非常に移動手段が限られた地域だと思います。糖尿病や血糖値が高いと言われる町ですが、車に頼る頻度が高く、有酸素運動不足になってしまうのが原因の一つではないのかと改めて考えてしまいました。

 

(ちなみに地方の田舎は土地にゆとりがあるため駐車場代はアパートやマンションなど集合住宅に住んでいなければ払う必要はありません。都会で車を維持するにはパーキング代は結構な出費であり、また路駐できる場所を探すための時間を毎日消費しなければなりません。通勤には公共交通施設を利用するため、実際に車を使う頻度はとても低いはずです。よって車を所有することは娯楽となり、堅実派はマイカーを所持するよりカーシェアリングサービスを利用する傾向にあります。)

 

普通自動車&軽自動車の比較

仕事の合間や帰宅後次の車を探しているのですが、まずは普通自動車と軽自動車の違い・利点などについて今回初めて知りました:

<普通自動車>

  • 馬力がある
  • 乗り心地が良い
  • 長距離の運転が楽
  • 山道や坂を運転しやすい
  • 外車が選択肢の中にある

<軽自動車>

  • エンジンが短距離に適している
  • 少人数用
  • 1家族の2台目として使用される
  • 車庫証明が必要ない
  • 維持費・メンテナンス費用(自動車税、保険料、車検代、高速代、タイヤ代、ガソリン代など)が普通車に比べ安い
  • 小回りが利く、細い道の運転が楽

 

参照:「軽自動車税増税!普通車との維持費の差を計算しました」

中古軽自動車とコンパクトカーを比較:

参照:「軽自動車購入ガイド

 

実際に軽自動車に乗ってみた感想

今まで乗っていたのは普通車だったので、軽自動車がどういう乗り心地なのか体験するため、現在最新の軽自動車をお借りしています。エコ車なので地球にやさしいオートアイドリング機能や燃費が良くなっている点は気にいっています。しかし!なにせ軽自動車は馬力がない!!普通車で当たり前のように登っていた坂道はスピードが全く出なく、エアコンを消し何とか40km出れば合格点。ウィーン、ウィーンと車をいじめている気分になるほどうなるエンジン音を出しながら、ゆっくり坂道を前進します。

 

乗り始めは車に力がないこと、思うように運転ができないことがストレスになりました。でも数週間が立ち、住めば都といいますか、乗り慣れてきたのか不満はまだあるにせよ何とかストレスレベルが上がらない程度まで気にならなくなってきました。軽自動車に乗られている方々に馬力の無さについて質問したら、大半の方は軽自動車を一家の2台目として持っているため普段のチョイノリであればあまり気にならないそうです。人生とはそういう慣れの連続なのでしょうか…。

 

もう一つ軽自動車について知らなかったこと;それは軽自動車の本体価格が普通車(コンパクトカー)と同じか、より高いものがあることでした。それだけ軽自動車の人気と需要が高いのでしょうか、正直驚きました。維持費は普通車よりも安いかもしれないけど本体価格が高く、エンジンをフル活用する場合ガソリンの燃費も普通車ほどではない、となると天秤のかけようがさらに難しくなります。前払いで高めに払うのが軽自動車、後から維持費が高くつくのが普通車だと思うことにしました。

 

どういう田舎なのか、利用用途で車を決めるべき

私はまだ独り身であることと、あまり車で遠出をしないこと、高給取りでないことから色々な方に軽自動車を勧められます。貸家に住んでいるため車庫証明をとる際に遠方に住んでいる大家さんから許可を頂くのが必要になりますが、軽自動車だと車庫証明が必要ないのでそういったひと手間も省けるそうです。

 

また、田舎とはいえど他の山間部地方に比べ自宅から勤務先までの道は緩やかな坂道なため、あまり四駆やターボにこだわらなくても良いとも言われました。三郷町で雪が沢山積るのは2・3年に1度のことなので、もし道路が凍っていたらその時は車を使わず別の方法で移動すればよいと思うようにしました。細く急な山道が通勤道路である地域だと四駆が必要になります。

 

「馬力vs低維持費」でかなり長い間悩んでいましたが、色々を考慮した結果低維持費の方が現在の私に必要な要素だということがわかったので、程度の良い軽自動車をいい加減選択したいと思います。長々と書いてしまいましたが、最後までお付き合いありがとうございました。皆様も将来良い車に出会えますように。

 

 
 

 

 

 

 

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