機織り機修繕作業 第4弾: 糸巻き

2015年07月27日 16:18

機織り機修繕作業第4弾目は、糸巻き作業に取り掛かりました。

 

まずは購入した御光台(ごこうだい)を組み立てます。

御光台は綛(カセ)状の糸をかけ、糸巻きするときに使用する道具です。

まわる部分は丸棒の木材を放射状に左右に1本ずつ組み立てるようになっており、仏様の頭の後ろにある御光のようにも見えます。

一組ずつ糸の輪っかでつなぎます。この糸の部分に糸かけをしていきます。

(綛とは、一定の長さに束ねてある糸の形状で、前回藍染めしたときの糸は綛状になっていました。)

下:御光台に糸を巻いている様子

その間、O部会長は機織り機でもう必要のない部分をのこぎりでそぎ落としました。

昔の器材は自然素材のものがほとんどなので、修復や改良作業が金属やプラスチックの者に比べ複雑な所はあまりないので扱いやすいです。

御光台に糸を巻きつけ終わったら、次は管巻きに取り掛かります。

糸車を使用して、御光台から引いた糸をまずは竹筒にかけ、それから管に巻きとります。経糸、緯糸とも使います。

下:糸巻きしている映像

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