機織り機修繕作業 第6弾:経糸をへる(整経)

2015年08月14日 16:24

機織り機修繕作業第6弾目は経糸をへる(よりあわせる)作業を行いました。

織物の幅を決め、上部に差し込んだ経糸用の管から糸をそれぞれ均一にへ台(整径台)の中心へひっぱり、台の足についている木材にひっかけていきます。ひっかけ方は一度見ただけでは覚えられませんでしたが、何度も繰り返しこの作業を行うことで体が覚えるそうです。

一番難しそうだったのは、綾を作る過程。管から引っ張った糸から一本ずつ輪っかを作り、その輪っか全てをまとめて一番下の列にある棒にひっかけます。その後糸の長さを微調整し、残りのでっぱり部分にかけていきます。

綾はこの後の作業にとても重要なので、決して崩れたり離れたりしないようにひもで結びつけます。

これで経糸をへる作業が終わりました。

経糸をへる作業風景

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