機織り講座(第5回)の様子です。

2017年09月11日 11:20

 

 9月9日(土)教育文化部会による機織り講座の第5回をあんじゃないの家にて開催しました。この日は、前回に続き経糸を筬(おさ)に通す作業、そして次の工程の千切り巻(ちぎりまき)を行いました。


 まずは、前回に続き筬通しを進めます。筬の目に糸を順番に通していきます。糸を通す順番や、目を飛ばさないように、同じ目に糸を通さないようにするなど気を付けながら進めます。

 筬の目は非常に細かく「老眼にはキツイ~」と皆さん大変苦労されています。 

 機織り機2台分を準備することから、もう1台分も筬通しの作業にとりかかりました。


 やっとの思いで、1台分の筬通しが完了しました。続いて、千切り巻の作業に移りました。筬通しをした経糸を、「千切」という機織り機の部品に巻く作業です。この作業は広いスペースを使います。
 経糸を伸ばしてみるとこんなに長いんです。先生によると「もっともっと長い場合もありますよ」とのこと。

「千切」に巻き付ける前に、まずは経糸の長さを揃えます。写真のものを腰に当て経糸を少し引っ張ります。そうすると経糸の張り具合で、長い糸、短い糸が確認できます。そして、経糸の長さを調整しながら、結びなおしていきます。

 先生の実演に続いて、講座生の皆さんも順番に挑戦!

 調整が済んだら、いよいよ「千切」に巻いていきます。経糸を「千切」にセットします。

 と、その前に「綾」の位置を移動させる工程を行います。(大まかな説明でごめんなさい・・・。ちょっと複雑で説明ができません。改めて復習しておきます・・・。)

 さあ、巻きにかかります。「千切」を回しながら巻いていきますが、経糸は引っ張りながら、真直ぐそして、左右の引っ張り具合も均一にしなければなりません。また、厚紙も一緒に巻いていきます。沢山のことに気を付けながらやっていきます。一人ではなかなか大変な作業。この日は皆さん協力しながら、順番に行いました。

 油断をすると曲がってしまったりするので、その時は少し戻って巻きなおします。

 さあ、あと少しがんばれ~

これが、千切り巻が完了したものです。お疲れさまでした。


 千切り巻完了後、次回の工程の予習として、「綜絖通し(そうこうとおし)」をならいました。先生によれば「これは非常に重要な工程」とのこと。これも「老眼にはキツイ?」工程になりそうです。


 講座も5回目が終わりいよいよ折り返し地点となりました。実際の機織りの工程も近づいてきました。それに備え、部会長さんは機織り機のメンテナンスにとりかかっています。部品を新しいものに交換(もちろん手作りの部品)したりして、機織りの工程に向け準備を進めています。


 次回、第6回目は9月23日(土)の開催です。

 

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