筍つんつん

2015年03月30日 14:48

しばらくこちらではご無沙汰していました、三郷町ふるさと活性化協力隊のmeganeです。

皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか?

 

ブログの内容が長くなりすぎたり書く内容や時間がなかなか見つからず困っていたところ、振興事務所の所長さんが「今はやりのtwitterやってみたらどう?」という提案をされました。

 

あ、そうか。なにも長い文章を書かなくてもちょっとした出来事を皆様にお知らせできればよいんだ

 

ということに気づき、早速ウェブサイトに連動させてみました。お気づきの方はいらっしゃいますか?ふるさと協力隊のツイートと「恵那市三郷町」というキーワードが入っているツイート2種類を観覧できるようにしています。今のところ、三郷町ふるさと協力隊員のツイートフォロワーは12名。1日に何度もツイートすることはあまりありませんが、三郷町での出来事が気軽に皆様に伝わればよいなと思います。

 

さて、3月も終盤に入り大分日中外は明るく、暖かくなってきました。鶯も勢いよく鳴き続け、徐々に農家の方も外で作業を始められています。5月に地元の人と筍や山菜を探したり食べたりしながら春を楽しむ春の交流会が開催される予定ですが、その下見で筍がどういうところで採れるのか、見せて頂けるというので早速行ってきました。今回お邪魔したのはまちづくりやあんじゃないの家でお世話になっているFさんの山です。昨日の雨が霧となってとてもきれいな里山景色が見渡せる山でした。

山へ入るとそれはそれは立派な青々とした大きな竹が山を覆っていました。Fさん曰く、ヒノキを育てたいのに竹が元気が良すぎて今ではヒノキより竹の方が高く、大きくなってしまった問題に直面しており参っているそうです。竹を切ってもまた次がすぐ生えてきて整備が追い付かないのであきらめが半分入っているようでした。きっとこのような状況になっている里山は沢山あるはずで、どうにかまちづくり活動の一環として山保持者の山の整備のお手伝いができないか真剣に考えていかないといけないなと思い始めました。補助金を頂いて楽しいイベントを色々行うのも良いのですが、山や自然環境を保ち山を将来受け継ぐ若手の育成を兼ねたこれからのまちづくりに補助金をあてることも必要な気がします。

地面を見ると、イノシシが生えたての筍を食べ散らかした跡が沢山ありました。Fさんは足裏にくぎみたいな感触が当たればそれは地面に隠れている筍だと教えてくれましたが、なかなか筍は見つかりません。何か足元にある!と思って少し掘ってみても大抵は石ころだったり竹の根っこだったりします。そのうち探していても集中力が散漫し、次第にやわらくて美味しい筍を主存分嗅ぎとり食べているイノシシが憎たらしくなりました。でもFさんはイノシシが筍を食べてくれるおかげで新しい竹の増えを押さえてくれていると教えてくれました。夏場は畑を荒らすイノシシは憎いけど、憎い存在に頼らないとならない自然の仕組み。そうとはわかっていても、帰る前に一つくらいは筍見たい!と思っていた矢先、Fさんが「おぉい、ちょっと来て!」と呼んでくれました。

左下の写真ではわかりにくいですが、さすがFさん。長年の感覚で5mmも地上に出ていない筍のつんつんとした先を探し当てました。右下の写真は少し土を掘った状態。ようやく筍の姿が見えてきました。1時間探して一つ見つかりました…なんと根気のいる作業でしょう!

数時間筍を探した成果は3本でした。これを米ぬかと一緒にお湯で茹でればアクが抜け、柔らかくて美味しい筍が頂けます。

これからどんどん筍は生えてくるのでまた筍を掘りに行く約束をしました。ついでに伸びきった竹も切って山を整備するお手伝いする予定です。

Fさん、貴重な体験ありがとうございました!

 

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