がんどうち

2015年04月03日 14:32

こんにちは、三郷町ふるさと活性化協力隊のmeganeです。

今日も三郷町は雨模様ですが、

徐々に気温が暖かくなってきており桜も少しずつ開花してきています。

町内を眺めていると梅とウグイスの声が春だよ~と知らせてくれている気分になります。

 

さて、今日4月3日は恵那市では雛祭りの日です。そして三郷町では「がんどうち」と呼ばれる行事が行われました。

がんどうちとは、子供たちがご近所を回り、それぞれの家のひな飾りを見せてもらいながらお菓子をもらう習慣です。

漢字で「強盗打ち」と書き、「盗み取りごめん」という意味があります。* 

どうやら昔はお雛様の前で女の子達がお菓子を食べている所に男の子たちが来てはお菓子を取りあげていく、と少々手荒い由来があるそうです。

 

昔はがんどうちは歩いて回ったそうですが、近ごろは子供が集まり車で移動されています。

雨で子供が来るか心配していましたが車だとそこまで濡れないので一安心。

あんじゃないの家では土雛を簡素に飾られました。そして、一緒に当番をしていただいたFさんは自宅から手作りからすみや桜茶をご用意してきてくれました。毎回思うのですが、三郷の方は集まるとき手ぶらで来る方はほとんどいません。私は仕事道具やカメラにパソコンといった味気のない物しか持ってきていなかったのですが、おもてなしの心が無さ過ぎて恥ずかしい限りです。

しばらくすると子供たちの声が聞こえてきました。

「こんにちは、ひな人形見せてください」

としっかりお願いしてくる子がいたり、

すぐに「お菓子ちょうだい」という子もいました。

お菓子をもらえるとわかっているのか快くカメラに応じてもらえました。

椋実地区に在住している子供は2名。ほとんどの子は外孫だそうですが楽しそうにされていました。

 

町内では子供が大人になりもうひな人形を飾らない家でもお菓子をもらいに来る子供たちのためにお菓子を買って準備するそうです。

ハローウィーンとそう変わらないですね。

このような風習は季節感を味わえるため是非とも続けていただきたいものです。

Happyひな祭り

 

*「がんどうち」

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