ウォーキングマップルートの確認:野井編 Part 2
2015年12月07日 11:10健康福祉部会では現在三郷町の3地域全てのウォーキングマップを更新・作成中です。前回は野井区の長いコースを10月に歩き、少し歩く道を変更したりどこにコース用の看板を設置するかなど決定しました。今回は野井パート2、三郷町の東側に向かい歩きました。
今回の参加者は部会員とワンちゃんペアの他に、地元の親子2組が新たに加わりました。若さが混じったことでグループのダイナミックスは以前とまた違うエネルギッシュなものになりました。
一番最初に立ち寄った史跡スポットは正面木。岩村城から見て武並神社の正面地に木が植えられてこの名称がつきました。おそらく昔は正面木からの野井の景色はとても見晴らしがよかったと思われますが、現在は周りの木も相当大きくなってきており、枝葉が覆い茂っていたので景色は何も見えませんでした。
正面木の道向かいには三共の御嶽神社が奉られています。楓でしょうか、とても綺麗な紅葉です。
ノルディックウォーキングは子供から大人まで、年齢制限がないということを今回は3歳のAちゃんが証明してくれました。
66号線から南に2番目の農道はとても標高が高く、田畑の向こうに南アルプスがとても美しく見渡すことができます。
東組の農村風景展望地エリアにて。この坂道はとても急で、道路の先が見えないほど長いです。66号線につきあたります。冬場は道路が凍ってしまうこともしばしばあるそうです。しかし景色と空が開けて見えるのは気持ちが良い!
東に歩き続けると、ご近所の畑に沢山の梅と桜の木が植えてある箇所がありました。あいにく冬で葉っぱさえもない木ばかりでしたが、春先になるとアルプスを背景にとても綺麗な花見ができる素敵なスポットの一つです。
更に東へ歩き続けると、地図に載っていない大沢の金比羅様への行き方を知っている方が部会員の中にいらっしゃったので、早速引率していただきました。親子で参加された方たちは道が整備されていないのと小さなお子さんでは歩きにくい急斜面を登るということで、下で休憩がてら待機していただきました。
山の中を進んでいくと、下の写真のような石垣が積まれた昔の畑がいくつもありました。しかし、現在は畑としてではなく、ヒノキを育てるための土地として利用されており、石垣から礼儀正しくヒノキが並んで育っているのを見て、この様な土地の活用法を初めて知りました。目からうろこです。
さて、大沢の金比羅様の鳥居に到着しました。ここからが難関でした!なぜなら・・・
見てください、この急な階段道を!
平行な地面からきっと60度くらいの角度があっても納得できる急斜面でした。そして道といってもきれいに整備されておらず、半分けもの道と化していました。これを参加者のほとんどが登りました。
引率していただいているMさんと私はその急斜面を避けるべく、大回りをする違う道で山頂へ向かいました。こちらの方が時間がかかりましたが、安全面では急斜面を登るよりはるかに安全でした。(急斜面を登っている参加者の姿を下の写真で探し出すことができますか?)
山頂には金比羅様が我々を迎えてくださいました。金比羅様の東側には稲荷神社、西側に八幡神社が奉られています。2014年に上屋根が改修されましたが、ここまで木材や機材を運ぶことを想像したら大変な作業だったと思わずにはいられませんでした。
さて、登ったらいつかは降りなければなりません。来た道とは違う道を通ろうということになり、先ほど急な参道を上がってきた方々は遠回りですが滑らかな道へ、そしてMさんと私は急な参道を降りることになりました…。最後の数分は膝の痛みとの戦いでしたが、スリル満点の参道で山頂まで上がるのを大いに楽しむことができました。大沢の金比羅様、ハイキング初心者には少々ハードルが高い場所にあるような気がします。
元のコースに戻り、東にどんどん進みますと白壁土蔵や笠置山が展望できる場所があります。風景の美しさを上手に撮影できませんでしたが、パノラマで綺麗な景色がここから眺めることができ、至福のひと時を得ることができるほど美しい農村風景を満喫できます。
高台からの風景や見晴らしが良い分、そこから急な傾斜の道で下がる時に親子組が少々苦労しました。後ろ向きでゆっくりとベビーカーを支えながら降りられました。こういうハプニングも大人だけの参加者だったら決して見ることはないです。
少し坂道を下りてから上を眺めると、こんな感じの急斜面です。
降りている最中、Mさんが「ここの林の中にもちょっとした祠があるよ」と教えていただき、寄ってみることにしました。
妙見堂といい、妙見菩薩と庚申塔が奉られていました。お堂は2009年に建て替えられたそうです。
北西へ向かうと、まだ企画整理されていない小さい田畑が結構あることに気が付きました。長方形でピシっと綺麗に整列している田んぼも好きですが、土地そのものの形状を受け継いだ自然な形の田畑はそれぞれユニークな特徴があり、魅力的です。
最後は三十三所観音(通称穴観音)という史跡があります。ピラミッドの形をした石室の中には名前の通り33尊ではなく、34尊の観音様が4列に並んでいます。この様な形式は三郷に伝わるものではなく、もとは瑞浪市大湫宿に仕える野井の人が観音様を運び、石室の形も大湫宿のものを真似たと言われています。
穴観音様へのもう一つに入り口に分かりやすい看板が立っています。
稲を干している風景は最近珍しくなってきたようです。
参加していただいた皆様、お疲れ様でした!
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