三郷の森山古墳で保全作業、勉強会を実施
2015年12月02日 17:35三郷町まちづくり委員会の呼び掛けにより、三郷町野井地区にある森山古墳を保全する作業が11月29日に実施されました。この日は、まちづくり委員会や三郷町青少年育成町民会議、三郷町郷土史会、地元の方など24人が参加しました。
この森山古墳は、野井武並神社の社殿の裏に存在し、7基から成る古墳群になっています。この日の催しは 「三郷の古墳を知ろう」と題されており、作業に取りかかる前には、三郷町郷土史会の丸山省吾さんが講師となり、森山古墳に関する講義も開催されました。説明の中では、この古墳は今から約1,600年も前のものであり、現在分かっている中では恵那市で最も古い古墳で、大変貴重だということでした。参加者からは「地元にずっと住んでいるが、そこまで重要なものだとは知らなかった」などの感想が漏れていました。
今回の保全作業では、以前から古墳の周囲に設置されていた竹の防護柵が古くなっていたため、新たに周囲に杭を打ち、ロープを張る作業が行われました。参加者らは、手分けをして、7基ある古墳の周囲それぞれに新たな柵を設置したり、落ちている枯れ枝を除去する作業を行いました。
主催した三郷町まちづくり委員会教育文化部会長の大松嘉雄さんは、「町内の文化歴史遺産の保全を進めつつ、また次の世代、特に子どもたちにもしっかり伝えていくことが我々の役目だと思っています」と取り組みへの重要性について訴えていました。
(三郷振興事務所より恵那市写真ニュース掲載原文まま)
写真左上:古墳保全作業参加者
写真右上:森山古墳についての講義を開催
写真左上:杭を打つ参加者
写真右上:ロープを張る参加者
準備作業の記事はこちら:舟森山古墳周辺整備作業
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