三郷de婚活パーティー2014
2014年12月19日 14:04こんにちは、三郷町ふるさと活性化協力隊のmeganeです。
例年の11月より少し時期が遅れ12月14日(日)になりましたが、今年も三郷消防団と三郷町まちづくり委員会共同主催の三郷de婚活パーティーが行われました。12月にはカップルイベントとしてちょうど良いクリスマスがあるのでパーティーのテーマをクリスマスにしたところ、イベント当日は雪が降り雰囲気はホワイトクリスマスらしくなり幸先良いスタートとなりました。
下:田んぼの雪景色なのでクリスマス感はないですね…
参加者は男女合計で14名。男性は三郷在住または勤務中の方々、女性は近隣の市や遠方だと名古屋の方から参加されました。少し緊張気味の雰囲気の中、受付を三郷コミュニティー消防センターで済ませ各自自己紹介をしていただきました。一段落したあとは雪の中5分ほど歩いた先にある道の駅らっせぃみさとのそば道場でグループに分かれそば打ち体験をしていただきました。
そば打ちは地元の「みさとこまち」という女性グループ所属のそば打ち名人Kさんに丁重にやさしい笑顔で指導していただきました。そば打ち体験が始まると受付の時に感じた緊張感のある雰囲気はいつのまにか消え、参加者は楽しみながらそば打ちをし、会話がとてもはずんでいる様子でした。
下:そば粉、うどん粉にお湯を加え混ぜているところ
左上:そば玉を根気よくねって丸くまとめたあと、1mm程度の薄さまで四角形にのばす過程中。打ち粉を手でまんべんなく生地に広げているところ
右上:伸ばしたそばをなるべく同じ太さに切っているところ
作り終えたグループからお蕎麦を茹でてもらい、昼食タイムです。お蕎麦を食べるとき初対面の方々とは緊張されたのか、作っていた時よりは少し会話がトーンダウンしたようにみえましたが、皆さん美味しいお蕎麦ができたようです。私はパーティーの参加者ではありませんでしたが、他のスタッフ3名と参加者の近くで同じようにそば打ちを体験させていただきました。初めてのそば打ちは思ったより腕力と腰の力を要するのと、陶芸教室で習った菊練りの経験が役立ったことに驚きです。私以外のスタッフ全員がそば打ち体験(一人はプロ級)だということもあり、大変コシのある美味しいお蕎麦を頂くことができました。ごちそうさまでした(^v^)
食後は場所をそば道場から三郷コミュニティーセンターの会場へと移動しました。会場はクリスマスムード満載で、家庭から持ち寄りのクリスマスツリーや手作りのデコレーションなどが目を楽しませてくれました。
参加者はお腹も満たされ、会話もどんどん盛り上がってきた様子のところでビンゴタイム。賞品はラッピングペーパーを開けないと何かわからない仕組みになっており、ビンゴを出された方は迷いながらそれぞれ賞品を選ばれ、開けた時のリアクションがおもしろおかしかったです。
ビンゴの後は1-on-1のトークタイム。向かい合って座り、限られた時間内で各個人のプロフィールを見ながら皆さんかなり真剣に質問やお話をされていました。お1人5分ずつで次の席に移動されましたが、最後にアンケートを記入してもらった際5分だけでは時間が足りないという意見がありました。これで結婚を決めなければいけないのであれば確かに時間は少なすぎると思いますが、これを機に「もっとあの人の事を知りたい」という気持ちが芽生えれば5分という時間はちょうど良いのだとあとで聞きました。シンデレラと短い時間しか会っていない王子様がシンデレラが残していったガラスの靴を手がかりに王国中彼女を探したおとぎ話をふと思い出しました。ガラスの靴は忘れられない印象的な容姿、性格、話し方、考え方、仕草などの象徴。参加者は各自のガラスの靴を誰かに拾ってもらえたのでしょうか?
1対1の時間が終了すると、デザートタイムでケーキを食べながらフリートークをしていただきました。フリートークは自分をアピールしたり相手のことをもっと知ることができる最後の機会ということで参加者の方がいろいろな場所へ移動できるよう椅子をなくしました。しかし、ケーキを歩きながら持って食べるのには無理があったようで、皆さん定位置から離れず中腰になりながらケーキを食べられていたのが大変そうで主催者側の反省すべき点でした。
フリートーク終了後はお気に入りの人の番号(1番目、2番目)をインスピレーションカードというものに記入してもらい、スタッフが結果を確認している間に婚活パーティーのアンケートにご協力していただきました。
最後にようやく結果発表がやってきました。今年は14名中3組のカップルができ、本人はもとよりスタッフ全員がめでたい出来事に喜んでいます!カップルになられた方々、おめでとうございました。カップルになられなかった参加者の皆様も残念ではありましたがご参加ありがとうございました。またよければ次回の婚活にもご参加ください。
会場を盛り上げるために一肌脱がれた三郷消防団員の方々、会場準備や進行を行った人口減少対策部会員の皆様、裏方に徹していただきご苦労様でした。次回はどのような婚活パーティーになるのか楽しみです。
<最後に>
最近では自発的に参加するスピードデートや街コンから半強制的な匂いが漂う香川県の「おせっかい条例」などといった地域主催の少子化対策があり、婚活スタイルは様々です。来年1月には東京ドームで1万人が参加できる街コン東京ドームinふるさと祭りも開催されるそうです。個人的には結婚うや家族を築くということは個人の自由や責任だというスタンスを持っているので、まわりが焦ったり騒いでもあまり効果はないと思うのですが、出会いの場がない方にとってこういった地域主催の出会いの場の提供はとても良いサービスだと思います。これから若手が減っていく中で三郷町にあっている婚活スタイルはこのままでよいのか、いろいろと研究できればよいなと思います。
イタリア以外の欧米では大学生になると一人前と認識され、親元から離れ大学を卒業すると同時に完璧に自立するのが一般的です。30代で親と同居していたらよほどの裕福な家庭か、何らかの理由がない限り変人扱いされます。金銭的に余裕がない若者は家族を頼るのではなく、ルームメイトを探し家賃の負担を軽減しながら人脈を作っていく傾向があります。そして子供が自立する代わりに、親は心配することはあっても子供の選択肢にあまり口を出すことはあまりありません。
イタリアを外した理由はイタリア人の男性(特にローマ)はなかなか自立せず、長い間親のすねをかじりながら遊びまわるという固定概念があるからです。いつまでたっても彼らは母親のことを「マンマ」と呼び、親もまたそれを嫌がらないそうです。それには給料が低かったり不動産価値が高すぎて自立したくてもできない事情があるらしいのですが(「イタリア人は本当に自立しないのか?「若者自立減税」について」参照)、家族と同居することを自立できない人というマイナスな観点が西洋には根付いています。
日本の都会も核家族がほとんどですが、その反対に地方では2世代・3世代同居をポジティブなものとし、推進しています。三郷町も同居率が高い地域ですが、決して自立できない子供が多いからではありません。自立できてもあえて同居することにより各世代が頼りあえるコミュニティーを親族の中から作り上げていく風習が続いています。同居までとはいかなくても、同じ敷地内や隣の敷地に新居を設ける子供夫婦も多くいます。
中年で独身でも親に甘えるのではなく、親の面倒をきちんと見れるのであれば同居は全然問題ないと思いますが、親が子供を甘やかしていつまでも大人になれない、自立しなくても良い環境での同居は少子化を招く原因のひとつに間違いありません。できればあまり外部のおせっかい心に頼らず、結婚したいという意思と自分の力で人生の伴侶を見つける人のために出会いの場を使っていただければ幸いです。
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