大豆の収穫 Part 2
2015年11月11日 15:32皆様こんにちは、三郷町ふるさと活性化協力隊のmeganeです。
以前書き終えたと思っていた記事が、沢山まだ手着かずの状態だということに最近気づきました。徐々に記憶をたどりながら穴埋めのように昔の記事をブログに入れていきたいと思います。
さて、前回Fさんが大豆のもみがらを自宅に持ち帰り、乾かしていただいたところからの続編です。Fさん宅の縁側で干してもらえたことは、日当たりの悪いあんじゃないの家よりはるかに効率の良い、正しい選択でした。
お陰様でもみがらは気持ちが良いほどカラッカラです。
まず前回取り除いておいたさやから大豆をとる作業に取り掛かりました。
手でさやを揉むと大豆が出てきますが、時折からが手に刺さって痛いのが難点で、手作業だとどうしても時間がかかります。
さやをやっつけている間、応援に駆け付けていただいたFさんとOさんは大きな籾殻の束にとりかかっていました。
まずは土がついた根っこを切り落とします。
汚れた部分を落とした後は、棒で茎を叩き、振動で大豆を房から出します。
そして落ちた豆やもみがらや小枝などをひとつずつ拾うのは大変なので、荒目のザルなどでふるいをかけ、豆だけが通るようにします。それでもゴミが落ちてきてしまう場合があるので、手で根気よく取り除きます。
本当ならばとうみ(唐箕)という農機具を使用し、機械の中で生まれる風力で豆や穀物とゴミを分別するのが一番効率よいそうです。確かあんじゃないの家にもとうみが飾られていたような気がしましたが、今回は使えるかどうか確認せず、全ての工程を地道な手作業で行いました。
下:あんじゃないの家にある唐箕。円状の中心にある取っ手部分を回すと、中で風力が生まれて穀物とゴミの仕分けができる仕組みになっている。一度試してみたい
そしてザルから箱へ移し、ここで豆とゴミを最終仕分けします。なんとも根気がいります!
ずっと下を向いたままの作業なので、皆そのうち肩や首・腰が悲鳴をあげてきました。でも昔の方は当たり前にこういう作業をされていたはずなので、とりあえず作業を早く終えることをゴールに色々なお話をしながら手を動かし続けました。
私はこのような「~ながら」会話が結構好きです。皆さん夢中になって作業されているのですが、静かな中、無言で作業をするほど苦痛なことはありません。世間話から体験話まで幅広い分野をとにかく喋ります。そしてあまり深く考えず、比較的自由に思い思いの考えなどをたまにポッと出されます。それぞれの本音が分かる、貴重な時間なのです。
今回は3キロほどの可愛らしい大豆を収穫することができました。この大豆は何に使われることになるのでしょうか…。
個人的には豆腐を作ってみたいです。
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