寿老の滝 滝開き

2014年07月05日 19:00

 

皆様こんにちは。三郷町ふるさと活性化協力隊員のmeganeです。

 

先日三郷町椋実区と山岡町の境目にある寿老の滝で滝開きのための祈願祭が恵那市観光協会三郷支部により行われました。私はあいにく都合が合わず式には間に合いませんでしたが、参加された方から式の写真を頂いたのでそれを基にブログを進めていきます。

 

滝の神様にご挨拶し、滝での安全性をお祈りしていただきました。寿老の滝は浅瀬の滝壺なうえ、夏でも水が冷たく涼むのには絶好のスポットなので老若男女にとても人気です。

 

ご祈祷の後は恵那市観光協会三郷支部が準備したごへだやホウバ寿司を皆さん食べていかれました。私が到着した時にはこのテントやテーブルなどは跡形もなく、皆様帰宅の準備をしていましたが、かろうじてごへだとホウバ寿司を購入することができました。ホウバ寿司、実は私の好物の一つとなるほど好きなのです。

 

式も終了し皆さん帰宅されてしまったので、とりあえず来たからには寿老の滝を楽しんできました。緑が青々と茂っており、冷たいしぶきに当たりながら滝を眺めたり足を入れてみたりと、とても気持ちが良かったです。

帰り際にあんじゃないの家に立ち寄り先ほどのごへだとホウバ寿司をお昼に頂こうと思ったら、同じく滝開きから帰宅途中の可知市長、椋実区長、野井区長、市役所推進課のKさん、そして三郷町まちづくり委員会のT会長とN事務局が談話していました。

 

市長は生家があんじゃないの家のようなお蚕民家だったため、沢山の思い出を嬉しそうにお話しされていたのが印象的でした。あんじゃないの家が受け継いだ大家さん一家の思い出は、目には見えませんが他の方の思い出も確実に刺激し、昔を回想し懐かしむというとても良好的なサイクルを生み出しているような気がします。無くなってしまった文化や歴史の思い出がふと思い出される場所をフランス歴史学者のピエール・ノラは"lieux de memoire"(記憶の場所)と唱えたように、あんじゃないの家もきっと記憶の場所となりこれから新たな記憶と共存できる素敵な空間になることを願います。

 

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