機織り機修繕作業 第2弾: 糸車

2015年06月29日 13:58

機織り機修繕作業第2弾目は前回に引き続き糸車の修復に取り掛かりました。

まずは木車がまわるためのベルト部分となるタコ糸と管巻き用に使用されるつむ先が交わる部分を竹で作り直しました。

 

下:赤い部分が今回直した場所。その間に入っているのが管巻き用のつむさき。先が長い方に管を挿します。

まず竹の皮を裂き、三つ編みで紐を編みます。

竹皮の三つ編みひもができたら、糸車の先にある部分に取り付けます。

この竹皮ひもはしょっちゅう使ううえ、傷みやすいので頻繁に交換する必要があります。

下:糸車の全体図。タコ糸が木車のベルトとなり、糸の先のわっかと先程の竹皮ひもにつむさきをはめます。

下:つむさきに管巻がついている例 

木車をまわしてみて、スムーズに動いたら修復完成です!先日木車の間を張り直していた糸に張りが無さ過ぎると木車の動きが悪かったり、色々と微調整しながら使いやすいようにしていきます。

 

糸車を修復していると同時に、教育部会長のOさんには機織り機の部品を切り揃えていただきました。さて、この木製部品はいったいどこに使用されるのでしょうか…?乞うご期待!

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