藍染め体験

2015年10月05日 14:52

機織り機の修繕作業が一段落したので、人口減少対策部会が10月下旬に開催する秋の交流会に催し物として行う藍染め体験の練習を行いました。

 

藍染めは布を藍染め液に染めるのですが、色だけでなく、少しデザインやアクセントをつけたい場合は割りばしや木の実、石ころなどいろいろな形や質感があるものをゴムで布に巻きつけます。無計画で気の向くままでも良いのですが、前もってデザインを考えてから藍染めされることをお勧めします。今回は時間を短縮するため、少しだけアクセントになるものを布に巻きつけました。

準備ができた布を水に浸してから、藍染め液に約60秒間浸します。この時に、なるべく藍染め液が布全体にいきわたるよう、布のしわなどをゆっくりひっぱりながら60秒を数えます。

60秒が経過したら、軽く藍染め液を絞り、布を風にあてます。最初液から出てきた布は緑色で驚きました。でも、数十秒後に緑色がいつの間にか映える青色に変色したのでもっと驚きでした! 藍染め液に酸素が触れると化学反応で変色が起きるそうです。

一度の藍染めだけだと藍色が薄いので、もう一度染め直して藍色を少し濃くしてみました。(写真ではわかりずらいですね) そして再度風に当て、藍染め液が酸化するのをしばらく待ちます。

色の濃さに満足できたら、ハンカチを水洗いして巻きつけたものを取り外します。そのあと、酸化止めの酢酸水にハンカチを入れます。今回は右下のような、シンプルなデザインになりました。

このハンカチは乾いたらすぐ使えるわけではないそうで、直射日光に当てず、半年ほどたんすなどにしまっておいておけば藍色がしっかりと残るそうです。意外と意外と簡単に藍染めを楽しむことができました。秋の交流会でも参加者が気楽に楽しめるよう、サポートできることを願っています。

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