記事のアーカイブ
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とれたて 2015年4月号発行
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がんどうち
こんにちは、三郷町ふるさと活性化協力隊のmeganeです。
今日も三郷町は雨模様ですが、
徐々に気温が暖かくなってきており桜も少しずつ開花してきています。
町内を眺めていると梅とウグイスの声が春だよ~と知らせてくれている気分になります。
さて、今日4月3日は恵那市では雛祭りの日です。そして三郷町では「がんどうち」と呼ばれる行事が行われました。
がんどうちとは、子供たちがご近所を回り、それぞれの家のひな飾りを見せてもらいながらお菓子をもらう習慣です。
漢字で「強盗打ち」と書き、「盗み取りごめん」という意味があります。*
どうやら昔はお雛様の前で女の子達がお菓子を食べている所に男の子たちが来てはお菓子を取りあげていく、と少々手荒い由来があるそうです。
昔はがんどうちは歩いて回ったそうですが、近ごろは子供が集まり車で移動されています。
雨で子供が来るか心配していましたが車だとそこまで濡れないので一安心。
あんじゃないの家では土雛を簡素に飾られました。そして、一緒に当番をしていただいたFさんは自宅から手作りからすみや桜茶をご用意してきてくれました。毎回思うのですが、三郷の方は集まるとき手ぶらで来る方はほとんどいません。私は仕事道具やカメラにパソコンといった味気のない物しか持ってきていなかったのですが、おもてなしの心が無さ過ぎて恥ずかしい限りです。
しばらくすると子供たちの声が聞こえてきました。
「こんにちは、ひな人形見せてください」
としっかりお願いしてくる子がいたり、
すぐに「お菓子ちょうだい」という子もいました。
お菓子をもらえるとわかっているのか快くカメラに応じてもらえました。
椋実地区に在住している子供は2名。ほとんどの子は外孫だそうですが楽しそうにされていました。
町内では子供が大人になりもうひな人形を飾らない家でもお菓子をもらいに来る子供たちのためにお菓子を買って準備するそうです。
ハローウィーンとそう変わらないですね。
このような風習は季節感を味わえるため是非とも続けていただきたいものです。
Happyひな祭り!
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筍つんつん
しばらくこちらではご無沙汰していました、三郷町ふるさと活性化協力隊のmeganeです。
皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか?
ブログの内容が長くなりすぎたり書く内容や時間がなかなか見つからず困っていたところ、振興事務所の所長さんが「今はやりのtwitterやってみたらどう?」という提案をされました。
あ、そうか。なにも長い文章を書かなくてもちょっとした出来事を皆様にお知らせできればよいんだ
ということに気づき、早速ウェブサイトに連動させてみました。お気づきの方はいらっしゃいますか?ふるさと協力隊のツイートと「恵那市三郷町」というキーワードが入っているツイート2種類を観覧できるようにしています。今のところ、三郷町ふるさと協力隊員のツイートフォロワーは12名。1日に何度もツイートすることはあまりありませんが、三郷町での出来事が気軽に皆様に伝わればよいなと思います。
さて、3月も終盤に入り大分日中外は明るく、暖かくなってきました。鶯も勢いよく鳴き続け、徐々に農家の方も外で作業を始められています。5月に地元の人と筍や山菜を探したり食べたりしながら春を楽しむ春の交流会が開催される予定ですが、その下見で筍がどういうところで採れるのか、見せて頂けるというので早速行ってきました。今回お邪魔したのはまちづくりやあんじゃないの家でお世話になっているFさんの山です。昨日の雨が霧となってとてもきれいな里山景色が見渡せる山でした。
山へ入るとそれはそれは立派な青々とした大きな竹が山を覆っていました。Fさん曰く、ヒノキを育てたいのに竹が元気が良すぎて今ではヒノキより竹の方が高く、大きくなってしまった問題に直面しており参っているそうです。竹を切ってもまた次がすぐ生えてきて整備が追い付かないのであきらめが半分入っているようでした。きっとこのような状況になっている里山は沢山あるはずで、どうにかまちづくり活動の一環として山保持者の山の整備のお手伝いができないか真剣に考えていかないといけないなと思い始めました。補助金を頂いて楽しいイベントを色々行うのも良いのですが、山や自然環境を保ち山を将来受け継ぐ若手の育成を兼ねたこれからのまちづくりに補助金をあてることも必要な気がします。
地面を見ると、イノシシが生えたての筍を食べ散らかした跡が沢山ありました。Fさんは足裏にくぎみたいな感触が当たればそれは地面に隠れている筍だと教えてくれましたが、なかなか筍は見つかりません。何か足元にある!と思って少し掘ってみても大抵は石ころだったり竹の根っこだったりします。そのうち探していても集中力が散漫し、次第にやわらくて美味しい筍を主存分嗅ぎとり食べているイノシシが憎たらしくなりました。でもFさんはイノシシが筍を食べてくれるおかげで新しい竹の増えを押さえてくれていると教えてくれました。夏場は畑を荒らすイノシシは憎いけど、憎い存在に頼らないとならない自然の仕組み。そうとはわかっていても、帰る前に一つくらいは筍見たい!と思っていた矢先、Fさんが「おぉい、ちょっと来て!」と呼んでくれました。
左下の写真ではわかりにくいですが、さすがFさん。長年の感覚で5mmも地上に出ていない筍のつんつんとした先を探し当てました。右下の写真は少し土を掘った状態。ようやく筍の姿が見えてきました。1時間探して一つ見つかりました…なんと根気のいる作業でしょう!
数時間筍を探した成果は3本でした。これを米ぬかと一緒にお湯で茹でればアクが抜け、柔らかくて美味しい筍が頂けます。
これからどんどん筍は生えてくるのでまた筍を掘りに行く約束をしました。ついでに伸びきった竹も切って山を整備するお手伝いする予定です。
Fさん、貴重な体験ありがとうございました!
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第23回「町民こぞって歩こう会」ご参加ありがとうございました!
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町民こぞって歩こう会で歩きました
三郷町はおとといからまた真冬に逆戻りしたかと思うほどの雪がシンシンと勢いよく降り続き、数日間町内が真っ白な雪景色に変身しました。今朝は雪が落ち着き、ふわふわとゆるやかに降っていましたが、もう終わりを迎えそうです。
さて、雪が三郷町を覆う2日前の7日に毎年恒例の「町民こぞって歩こう会」が開催されました。毎年一つの地区を回るこの会に今年は椋実が選ばれ、寿老の滝からグルッと一回りしてまた寿老の滝に戻るという約5キロのコースが設定されました。あいにくの雨模様でしたが、主催が青少年育成町民会議やコミュニティーセンターとあり元気なお子さんが大勢みえ、スタッフ含め総勢約90名の方がこのイベントに参加されました。
出発する前に準備体操やノルディックウォーキングの講習会があり、用意された50セットのポールを各自持ちながら3グループに分かれ、ウォーキングが開始。ウォーキング中にある地区の重要な史跡には郷土史研究会の方々がガイドとなりそれぞれの史跡の概要をわかりやすく説明されました。
コース内容
1. 寿老の滝
まずはスタート地点の寿老の滝の説明を聞きました・・・が、滝の音でガイドさんの声が消えてしまい部分部分しか聞き取れませんでした。今はまだ寒いですが、夏になると避暑地となる三郷町の1、2位を争う人気スポットです。
2. 長石発掘場跡
陶器の釉となる原料を鉱脈沿いから手掘りで出す作業をこの地方ではよく行われていたそうです。この近辺も石粉車屋が川沿いに何軒もあったそうで、参加者の中には当時のことを思い出しながらお話しされていました。
3. 椋実防災ダム
災害用に1968年作られたダム。
4. 八幡神社・八幡廟
昔の恵那郡内で最古の神社といわれている。神社系内の集会所では昔踊りや音楽などが披露されていたそう。
八幡廟は道向こうの山の中間部に祠としてある。
5. 庚申堂跡
昔あった庚申信仰のお寺の跡地。写真の右奥の高い場所にあるのは洞ヶ入り観音堂で、そちらに庚申堂にあった仏像などが移動された。
6. 洞ヶ入り観音堂
1686年から千手観世音菩薩を祭っている御堂。ここから椋実の素晴らしい景色が見渡せます。運良くお堂の鍵を持っている近所の方に中を見せて頂けました。
7. 欒峰城跡(らんぽうじょう)・千人塚
1202年岩村城の城郭として欒峰城は断崖があるこの里山に建設されたが、1575年武田信玄の攻撃を受け落城した。その戦争中に戦死した多くの方のお墓が千人塚である。
8. 小滝
史跡の説明を聞いた後は小滝へ向かうコースへ入りました。山道でしたが比較的歩きやすく、子供たちも問題なくすいすい進んでいったのが印象的でした。寿老の滝とは違い、大きな岩が沢山あるためか緩やかで小さな滝がいくつも連なり素敵な場所です。
小滝から寿老の滝へ向かう途中の階段が急こう配なうえ、少し手すりが弱く不安な場所もありましたが参加者は無事ゴールの寿老の滝へたどり着くことができました。史跡の説明を聞きながらゆっくりめに歩いたのであまり疲れた様子の方はみえなかったようです。いつの間にか雨は止んでいました。
終了後は観光協会の方々が作られた豚汁や五平餅をお腹いっぱい頂き、運動しながら歴史を学ぶことができ、とても充実した午前中でした。
参加者の皆様、ご苦労様でした!
ちなみに恵那市役所のウェブサイトにもイベントが紹介されました。
<スライドショー>
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春の交流会日程変更
皆様へ
春の交流会は4月26日(日)から次の週の5月10(日)へ変更されました。
ご参加者にはご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いします。
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第23回町民こぞって歩こう会
皆様こんにちは、三郷町にも春の気配がみえる矢先、今年も町民こぞって歩こう会が開催されます。
日頃運動不足だと感じていらっしゃる方、いつもとは違う景色を見ながら歩きたいという方、三郷町の子供たちや住民と一緒に歩き三郷町の自然や史跡を見ながら良い汗をかきませんか?
詳細はこちら:第23回町民こぞって歩こう会
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第23回町民こぞって歩こう会
三郷町内で行われる「こぞって歩こう会」が今回で23回目を迎えます。
「こぞって歩こう会」は毎年三郷町の区内の一つをまわり、そのエリアにある史跡や見どころポイントについての説明を地元の郷土史研究会員の方々から聞きながらコースを巡ります。今年は三郷町の椋実地区にある寿老の滝からグルッと椋実の奥の方を中心にあるコースが選ばれました。
寿老の滝→椋実ダム→八幡神社→小滝→寿老の滝
約5km程の距離ですが、小滝から寿老の滝までの間少々急な階段がありますので万全の注意を払いながら、まわりの人と助け合いしっかりと歩いてください。
また、50セットのノルディックウォーキングスティックが準備されますので、是非この機会にチャンレンジしてみてはいかがでしょうか。スタート前にノルディックウォーキングスティックの簡単な講習があり、初心者の方でも無理なく使用できます。
ウォーキングが終了後、参加者全員に豚汁が配られる予定です。観光協会も五平餅や飲食等を販売されますのでお楽しみにしてください。
皆様のご参加をお待ちしております!
[日時]
2015年3月7日(土)
受付9:00~、開会式9:15~
[集合場所]
椋実 寿老の滝駐車場
[持ち物]
お弁当、水筒、タオルなど
[服装]
帽子、歩きやすく履きなれた靴。歩いている最中に体温の調整ができるよう重ね着し、動きやすい恰好でいらしてください
[その他]
小雨決行、雨天中止(中止の場合は7:45頃告知放送で連絡します)
*三郷町まちづくり委員会の健康福祉部会は共催という形でこのイベントをサポートします。
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春の交流会
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