三郷DE軽トラ市ご参加ありがとうございました
先週の15日に三郷町初の軽トラ市が野井トレーニングセンターで開催されました。
優れない天候もあり開催前はどのくらいお客様が来て下さるか心配していましたが、蓋を開けてみれば沢山の方にお越しいただけました!本当にご来場ありがとうございました。
詳細はこちらです:三郷DE軽トラ市 やればできる!
先週の15日に三郷町初の軽トラ市が野井トレーニングセンターで開催されました。
優れない天候もあり開催前はどのくらいお客様が来て下さるか心配していましたが、蓋を開けてみれば沢山の方にお越しいただけました!本当にご来場ありがとうございました。
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こんにちは、三郷町ふるさと活性化協力隊のmeganeです。
晩秋に入り、紅葉も終わりに近づいてきました。木枯らしが吹く11月末は私にとって忘れられない味の記憶があります。
アメリカでは毎年11月の第4木曜日にThanksgiving Day(サンクスギビングデー:感謝祭の日)という祝日があります。(カナダでは10月の第2月曜日)1620年、イギリスのピューリタン達(清教徒クリスチャン)がマサチューセッツ州のプリマス植民地に移住し、持参した農作物を新しい土地で育てるのに大変苦労していた所をアメリカン・インディアンに生きる術を伝授してもらい、助けられたお礼に1621年収穫を記念する行事としてサンクスギビングデー<が始まったと言われています。1863年にはリンカーン大統領が南北戦争で分裂ししまった家族や夫を亡くした未亡人達をサポートし国家としての団結を戻すため、サンクスギビングデーを正式に毎年11月の最終木曜日を祝日としました。また、1939年にはF.ルーザベルト大統領が祝日を第4木曜日に決定する議案を通しました。1
画像参照: "History of Thanksgiving" History.com
そんな風習がある国に、私が小学2年生の頃父の仕事のため一家で移住しました。アルファベットもわからないまま飛び込むしかなかったアメリカの生活は、何かと沢山のハードルがありました。言葉のハードル、文化のハードル、差別のハードルなどなど、経験して初めてわかる海外暮らしの難しさ。私と妹はまだ若かったため比較的早くアメリカの生活に順応することができましたが、父が帰国した後も私たち子どもをバイリングアルに育てるため滞在期間を伸ばした母にとってどのような苦労があったのか、国内外に子育てしている知り合いが増えている今、考えられずにはいられません。
さて、アメリカに移住したての頃にサンクスギビングデーがやってきました。私の初めてのサンクスギビングは父の上司のホーム・パーティーにて行われました。欧米では仕事とプライベートの時間を白黒とはっきりわけます。パーティーは毎週末といっても過言でないほど頻繁にどこかの知り合いの家で行われるのですが、その時集まるのは大抵個人的な付き合いがある仲間たち。職場で友人がいる、というのはよっぽど一緒に時間を過ごす仲間でない限りあまりありません。そのため、仲の良い友人や親せき以外に職場の仲間などをプライベートな自宅パーティーに呼ぶのは年に数回しかない、貴重な時間なのです。そこから仕事仲間以上の仲になるのか、ならないのか、来年も呼ばれるのかなどは会話の内容や楽しみ方によりその先の人間関係を左右します。
そんなことを全く知らず私と妹は最低限の英語でとりあえず挨拶をし、案内された先はダイニングルームという、特別なイベントがある時のみ使用される食事専用の部屋の、テーブルいっぱいに並ぶ沢山の見たこともない料理の山でした。サラダや野菜のオーブン料理、シカの肉やクランベリーソース、色々なポテト料理やグラタン、コーンブレッド(トウモロコシ粉で作るビスケット)、そしてパンプキンパイやチェリーパイなどが数種類など、とにかくテーブルの上は賑やかでした。
<サンクスギビングデーに欠かすことのできない料理の一例>
画像参照: "Essential Thanksgiving," The New York Times
そんなテーブルの真ん中に堂々と存在感を表していたのはTurkey(ターキー:七面鳥)の丸焼きでした。皆が食卓に着き、お祈りや乾杯をしたのち、家の主(通常はお父さん)が皆の為七面鳥を切る役を受け持ちます。七面鳥には白いお肉の部分と茶色い(赤)部分があり、茶色の方が脂肪分が多くしっとりとしているのに対し、白いお肉はとても淡白な触感があります。そのため、七面鳥のお肉にはgravy sauce(グレービーソース)という七面鳥を焼いた際出てくる肉汁と油に小麦粉や片栗粉を混ぜ、とろみを出したソースをかけたり、甘酸っぱいクランベリー(ツルコケモモ)のソースやジャムやstuffing(スタッフィング:七面鳥の中にパン切れや根菜、内臓などを入れてオーブンの中で同時に調理する一品)と一緒に食べます。それはそれでとても美味しいのですが、気を使ってフォーマルな場所で食べる七面鳥より、次の日に残ったお肉を他の具材と一緒にターキーサンドウィッチやターキースープとして食べるのが私にとって至福の時なのです。考えるだけでもよだれが出てきました…。
画像参照: "Good Eats Roast Turkey" Food Network
そして子供の頃、必ず他の子供たちと取り合いになったのが七面鳥のwishbone(ウィッシュボーン)でした。ウィッシュボーンとは鳥類の首と胸肉の間あたりにある鎖骨部分で、ローマ時代から持っているだけで幸運をもたらすと言われていました。いつの頃からか夢を叶えたい二人がそれぞれ骨の端を持ち、夢を心の中で唱えながら骨を割るように引っ張り、より大きな骨のかけらを持った人の願い事が叶うという言い伝えがヨーロッパでできたとか。それを北アメリカに移住した移民がそのまま伝統として持ち込み、広がったそうです。あまり大きなかけらを割った記憶はありませんが、ウィッシュボーンを持つことが楽しみの一つだったのは確かです。
左上画像参照: "Merrythought" Plimoth Plantation
右上画像参照: "What's A Wishbone, and Why Do We Crack It?" TheKitchn.com
そして今でも無性に食べたくなるのがパンプキンパイにチェリーパイ、ピカンパイ、などなどのパイ類。種類は無数ですが、サンクスギビングに出てくるパイは色々なシナモンやクミンなどのスパイスが効いていて、味に奥深さがあります。少しずつアイスクリームと一緒に食べるのが最高だと思います。
画像参照: "Brandied Pumpkin Pie" The New York Times
成人してからも色々な形でサンクスギビングデーを楽しみました。上司や複数の友人たちがそれぞれ開くパーティーが同日・連日行われます。最初はどれを選択すればよいのか困ったのですが、知り合いに聞くと「全部行けばよいのよ」とのこと。長居せず、ある程度その場にいる人と良い会話ができたら、次のパーティーへと移動するのです。結構忙しいですが、違うタイプのパーティーに行けた上、新しい方たちとの出会いもあったのでそれぞれおもしろかったです。呼ばれるパーティーが多いほど、持参すべき一品や飲み物の数が増えることを心がければ特に問題はありませんでした。近年は七面鳥を焼くのが面倒な方や(大きい鳥をオーブンで焼くのに6~8時間かかるため)、ベジタリアンが七面鳥に変わる他のメインディッシュを準備してました。まさに十人十色です。
<サンクスギビングデーのレシピ色々>
参照:"Thanksgiving for All: Build A Feast to Feed Everyone" The New York Times
そしてサンクスギビングデーを迎えたら、クリスマスがあっという間にやってきて、そして気がつけば新年を迎えている。社交タイムの連続で、仕事なんてほとんどこの時期から手がつかなくなる傾向にありました。日本ではなかなか考えられないですね。
このように、サンクスギビングデーから始まる1年間の残りの期間は友人達や家族、大切な人との時間を楽しむ日々なのです。そしてサンクスという言葉からもわかるように、サンクスギビングデーは自分が最も感謝していることを仲間で分かち合い、人と人との絆を深められる素敵な祝日です。この時期になると、多くのアメリカ在住の方は上機嫌で心が寛大になっています。
日本は一般のお家ではお正月に親戚やご近所の方、友人が集まり、おせち料理などを一緒に楽しむのとサンクスギビングデーは同じような感覚だと思います。三郷の人がごへいもちやキノコ汁をソールフードだというように、この時期に私にとって忘れられない味は醤油ベースの和食ではなく、七面鳥と肉汁ソースや甘いスパイスの効いたパイなのです。
-----参照サイト-----
1. "感謝祭" https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9F%E8%AC%9D%E7%A5%AD
**15世紀にコロンブスが北アメリカに上陸したことにより、コロンブスの団体と対面したアメリカン・インディアンはコロンブスらが持ってきたイギリスの病原菌に対する免疫力がないため、その年多くが亡くなってしまったそうです。そのため1621年の感謝祭は実際あったのかどうかという議論があったり、またアメリカン・インディアン達は感謝祭を境にどんどん自分たちの土地や知識をヨーロッパからの移民たちに奪われ続けられたため、今でも感謝祭の日は「哀悼の日」とし、1621年に移民が移住してきた丘の方面を見ながらデモを行う団体があるそうです。
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少し遅くなりましたが、15日(日)に三郷軽トラ市が開催されました。
新しい試みをやってみようと主催者・出店者が皆不安と期待を入り交じりながら優れない天候の中、開催日をとうとう迎えました。マラソン大会のコースが一時近所を通過することもあり、交通面の混雑が予想されるためとにかく無事で無事故な1日であると共に三郷町の軽トラ市の成功を祈るばかりでした。
前夜に雨が本降りで会場グラウンドがグチャグチャになってしまい、残念ながら半分ほどの店舗は体育館の中に移動することに急きょ決定。当日も朝は小雨が降ったり止んだりと不安定な天候がしばらく続きましたが、そんな悪環境の中でも食品や野菜、堆肥、チェーンソーやクリーニングなど実演する出店者は外でテントや軽トラに出品物を並べ、出来る限り準備態勢を整えました。
下:前日スタッフが書き込んだ店舗区画や駐車場の線は雨や水たまりにほとんど消されていた
小雨の中次々と出店者が会場に来場し、準備に取りかかりました。少しずつテントや軽トラの数が増えていく風景は見ていて嬉しくなりました。
体育館の中では新しく指定された区画に出店者が色々と工夫しながら品物を並べていました。館内に移動したお店は9店舗+2015年フォトコンテストの作品展ブース。少々体育館の空間は店舗数に対し広かったように思いますが、商品やお客様が雨に濡れてはいけないのでこちらにお店を移動して正解でした。
入り口付近にはフォトコンテスト作品展を準備しました。パネルに飾ってある13点の入選作品以外に応募された全ての作品がいくつかのポケットフォルダーに収められており、こちらのブースで観覧できるよう用意しました。早速準備中にも関わらず、写真好きの方が作品を観にいらっしゃいました。
出店者が準備できる時間は約1時間。車から品物を持ち運んだり、並べたりしていると時間は刻々と過ぎ、あっという間に軽トラ市の開催時間になりました。
まちづくり委員会T会長の言葉で軽トラ市が三郷町で至るまでの経緯を軽く説明され、軽トラ市が開始されました。
T会長の後には可知市長も登場され、衰退している農業の大切さに触れたご挨拶をしていただきました。
左下:三郷町まちづくり委員会T会長 右下:可知市長
三郷町では大々的な農業はこれといって行われていませんが、大抵の方は畑や田んぼを持っており、自身やご家族・お知り合いが作られる新鮮で美味しい野菜や穀物が毎日食卓に上がっています。そして地域や近所付き合いがある方は野菜のおすそ分けを頂く機会が多く、スーパーが近くになくても食べ物に困るということを滅多に耳にしません。
また、お米の単価が下落したため田んぼの維持費・お米の生産コストが赤字にしかなりませんが、まだこの地域は本業と農業の二つのわらじを履く元気な方がいらっしゃいます。ご先祖から譲り受けた大切な土地を守るため、家庭への圧迫は承知でお米を作り続けています。この辺はお水がとても美味しいこともあり、お米やお野菜はお世辞抜きで美味しいのです。
出店者は37件あり、大半が大半が町内の方々でした。天気が不安定にもかかわらず、お客様が次々と会場に現れて頂き本当に嬉しかったです。
当初みさとこども園に設定されるはずだったミニ新幹線は、水たまりが少ない消防館の方へ移動されました。小さいながらも、近くで見ると迫力が結構あります。
乗車券は店舗に行って商品を購入すれば子供たちに渡せる仕組みとなっていました。お金がなくとも子供たちには自動的に無料でお渡ししました。子供達はもちろん乗って喜んでいただけましたが、最初は恥じらいが少々あった大人も子供に劣らないほどミニ新幹線に乗って楽しんでいただけました。
下:事務局による手作り乗車券。ちなみに改札鋏(かいさつきょう)はオークションで入手した手の込みようが何ともすごい。
<スライドショー:出店者>
<スライドショー:フォトコンテスト入賞授賞式>
軽トラ市では今年度のフォトコンテスト入賞授賞式も行われました。会場へは受賞者9名が来て下さり、賞金や副賞のお米などを手一杯頂く様子は微笑ましかったです。三郷町三郷町の素敵な場所を写真に撮っていただきありがとうございました。これからもお気に入りの場所や新発見な景観などありましたら是非フォトコンテストに応募してください。
下:体育館内のフォトコンテスト展示場にて。沢山の方が興味を持って眺めていました。
朝から11頃までは天気がくすぶっていましたが、お昼頃から雲が動き始め、終了時間(3時ごろ)には空は青くなっていました!(もう1日雨が上がるのが早ければ…と思わずにいられません)
客足は11時半をピークに徐々に薄れ始め、13時半には新しい方がほとんど来なくなっていました。出店者の方々の中には完売されたところもあり、終了時間の3時近くになると次々と片付けては会場を後にされました。何もないグラウンドを後で見渡し、無数の車のタイヤの跡がなければ「本当にここで軽トラ市があったのか?」というほどの静けさが戻りました。
家族用にしか作らない農作物を軽トラ市で商品化する
商業が少ない三郷では商売することに慣れていない方が多くいらっしゃいますが、軽トラ市という比較的敷居が低く、気軽に出店できる場所ならばあまり気負いせず試売りすることができます。手応えがあればもっと商品の数を増やしてみたり、お客様の反応を見ながら商売の形式を進化させることもできるはずです。通常は家族用にしか作っていなかった農作物が軽トラ市のようなイベントを開催することにより商品化が可能になります。また、一つの畑で生産できる量が少なくても、同じ町民だと顔見知りが多いので少しずつ集め一つのお店として出店し、それぞれ出品者の売上額を後で換算する仕組みも可能になります。規模の小さな農業+商いが一環の流れとなる、この地域には生活の新しい選択肢が現れてきます。
昨年行われた景観まちづくりワークショップで再確認できた三郷の田園風景の美しさは先祖代々受け継がれている田畑を整備し、農作物を作り続けている努力があるからこそ形になり、四季を通し三郷を訪れる人々の感性を豊かにしています。山や川、田畑が荒れてしまうと、三郷本来の緩やかな景観の良さが消えてしまいことを町民の方は言葉にせずとも実感しています。軽トラ市で「野菜を買ってくれるお客様がいるから野菜を作ろう、作り続けよう」という需要と思いが定着すれば田畑が放棄されるスピードが少しでも鈍化したり、減少できるのではないかと願ってしまいます。
趣味から商売へ
野菜と似た様なケースですが、出店者の中には手作りクラフトやアクセサリー、陶芸に木工作品、そして焼き菓子やおはぎなどをとても上手に製作される方々がいます。もしかしたら他のクラフトフェアなどに出展されている方もみえるかもしれませんが、普段は趣味として製作をプライベートに楽しまれている方が結構いらっしゃいます。皆さん隠れアーティストなのです。そんな方々にとって軽トラ市は自分の作品を他の人に見てもらったり評価してもらえる、絶好の場所となります。お店を出してみたい方も、まずは軽トラ市に出店することで初期費用を抑えることができ、自分の技術を試すことも一つの手段かと思います。
新たな交流の場
会場を何週かまわっていると、「やっとかめやねぇ」(久しぶりだね)といったような再会を喜ぶ声を沢山耳にしました。また、新城市の軽トラ市のように最初は初対面の出店者・お客様でも何回か出店するうちに顔見知りになれる前例があるので、三郷町の軽トラ市も少しずつ町内外の出店者が増え、顔見知りがそれなりに増えていけば最高の交流の場になれる可能性を秘めています。
また、前回まで開催されていたごへだ祭りはJRのさわやかウォークに参加された町外の方が多くお客様として来ていただきましたが、まちづくりや自治会関係者以外の町民にはあまり寄りついていただけませんでした。その反面、軽トラ市では町内から出店したいと希望された方が多く、実際に開催されるまで各所で軽トラ市について談話されているのを耳にしました。いつの間にか軽トラ市が注目のローカルトピックとなり、少なからずも町が新たな形で活性したのです。お客様もお子様からシニア世代の方まで年齢層幅広く町内外から来場して頂けたので、存続していけば将来的に町を代表するイベントになれる可能性が見えてきました。
そして何よりも嬉しかったのが、「次はいつやるの?」や「最低1年に2,3回はやってもらいたい」といったような軽トラ市の開催に前向きな言葉を頂けたことです。これから今年の軽トラ市の反省会が行われます。その時に主催側や出店者の思いをきちんとくみ取り、次回のことを良い方向に決めていければ今年やった甲斐があったと安堵できると同時に、次回に向けて新たな意気込みが生まれることを願います。
このように、軽トラ市の可能性はいくつもありました。
悪天候とマラソン大会が同日に重なってしまいましたが、軽トラ市の開催は出店者の皆様、三郷町自治連合会、交通安全協会三郷支部、三郷DE軽トラ市実行委員会、まちづくり委員会のスタッフの皆様のご協力により行うことができました。本当に皆様のおかげです、ありがとうございました! やってみて、できました軽トラ市!!
中日新聞東濃版2015年11月16日に記事が掲載されました(記事をクリックすると拡大します)
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明日11月15日は雨でも晴れでも三郷DE軽トラ市を開催します。是非お知り合いやご家族をお誘いの元軽トラ市へお越しください。沢山の三郷町民がお待ちしております!
開催日程:2015年11月15日(日)9:30~15:00
会場場所:野井トレーニングセンター
〒509-7123 岐阜県恵那市三郷町野井1355
(みさとこども園の隣です)
今日行った準備作業の様子はこちら:三郷DE軽トラ市の準備
軽トラ市のチラシや詳細はこちら:三郷DE軽トラ市のチラシ!
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こんにちは、三郷町ふるさと活性化協力隊のmeganeです。
いよいよ明日15日に三郷町DE軽トラ市が開催されます。
このイベントを今回初めて開催することや、週末は雨模様の天気なることも重なり、実際に準備を始めるまで実行委員会や事務局の方々は色々な「もしも」「でも」などを想定しながら工程を考え準備されたので、大変だったと思います。でも何事もやってみないことにはわかりません。そして遂にD-dayは明日やってきます。
今日はイベント前日でしたが、天気予報の予想通りポツポツ雨が降ったり止んだりとぐづついた天候の中で、明日雨が上がることを前提に実行委員会や自治連合会、観光協会、そしてまちづくり委員会4部会の方々が外で力を合わせ準備作業に取り掛かりました。
イベント会場は三郷町野井区のトレーニングセンターのグラウンド場。お隣のこども園ではミニ新幹線が走る予定です。
下:グラウンドの全体図。右手にトレーニングセンターの建物、左手にこども園があります。
落ち葉はちょうど色づいてきれいなのですが、グラウンドを整備する際に邪魔なので、ブローアーで落ち葉を飛ばして集めていただきました。ブローアーをまじかで見るのは初めてです。そしてかなり強力な風が吹くことを知りました。
下:熊手を使うよりブローアーで落ち葉を飛ばせばあっという間にグラウンドはきれいになりました。
下:藤棚の上にブルーシートをかけ、この下で野井山造りの会が雨の中でも催し物ができるよう工夫されました。
建物の中ではのぼり旗を組み立てました。
綺麗になったグラウンドでは軽トラやテントが並ぶ場所や駐車場をわかりやすく石灰で線引きを行いました。
下:一つのお店は軽トラ一台とテント一つ分が入るほどの大きさです。出店者は町内外合わせて38件になりました!
線引きはとてもスムーズに行われ、グラウンド外の駐車場も着々とできあがりました。そして少し見づらいですが、のぼり旗も部会員が手分けして66号線沿いや会場周辺に手際よく立てつけていただきました。ちょっと本数は足りないという意見がありましたが、宣伝効果があれば良いので今回はあしからず。
お昼過ぎに一番乗りでテントを立てたのは観光協会の皆さん。手慣れた手つきで次々と用意されていました。
まちづくり関係のテントが立ち並び始めると、なんとなく雰囲気がでてきました!明日が楽しみです。
下:軽トラ市実行委員会主催の都市交流部会メンバーと事務局・野井区長。
明日は本当に晴れて欲しい!!コミュニティーセンターでは土・日曜日が晴れるよう、大きなテルテル坊主を作って飾っていただきました。お気持ちとても嬉しいです。是非読者の皆様も明日三郷DE軽トラ市へ足をお運びください!雨でも晴れでもお待ちしております。
追伸:落ち葉を片付けていただいていたら、イチョウの木の下で沢山のぎんなんが集まりました。少し拾って分けていただきましたが、まだ臭い実がついたままなので素手では決して触ってはいけないそうです。もう実が熟れているので、ビニール袋の中で実をつぶし、流水の下で実と種をわけてから少し種を天日干しすれば、後は紙袋(または茶封筒)に種を入れて、マイクロウェィブでチン、又はや炭火の上で炙るととても香ばしく、美味しいぎんなんが食べれると教えていただきました。中にはクルミの場合のように実を土の中に埋め、土壌のバクテリアに実を分解させる人もいるそうです。
通常はスーパーで購入するかお店で頂く茶碗蒸しの中でしか味わうことのないぎんなんも、地元の人の手にかかれば自然がより一層身近で普段の生活に取り入れられていることを再認識しました。
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皆様こんにちは、三郷町ふるさと活性化協力隊のmeganeです。
以前書き終えたと思っていた記事が、沢山まだ手着かずの状態だということに最近気づきました。徐々に記憶をたどりながら穴埋めのように昔の記事をブログに入れていきたいと思います。
さて、前回Fさんが大豆のもみがらを自宅に持ち帰り、乾かしていただいたところからの続編です。Fさん宅の縁側で干してもらえたことは、日当たりの悪いあんじゃないの家よりはるかに効率の良い、正しい選択でした。
お陰様でもみがらは気持ちが良いほどカラッカラです。
まず前回取り除いておいたさやから大豆をとる作業に取り掛かりました。
手でさやを揉むと大豆が出てきますが、時折からが手に刺さって痛いのが難点で、手作業だとどうしても時間がかかります。
さやをやっつけている間、応援に駆け付けていただいたFさんとOさんは大きな籾殻の束にとりかかっていました。
まずは土がついた根っこを切り落とします。
汚れた部分を落とした後は、棒で茎を叩き、振動で大豆を房から出します。
そして落ちた豆やもみがらや小枝などをひとつずつ拾うのは大変なので、荒目のザルなどでふるいをかけ、豆だけが通るようにします。それでもゴミが落ちてきてしまう場合があるので、手で根気よく取り除きます。
本当ならばとうみ(唐箕)という農機具を使用し、機械の中で生まれる風力で豆や穀物とゴミを分別するのが一番効率よいそうです。確かあんじゃないの家にもとうみが飾られていたような気がしましたが、今回は使えるかどうか確認せず、全ての工程を地道な手作業で行いました。
下:あんじゃないの家にある唐箕。円状の中心にある取っ手部分を回すと、中で風力が生まれて穀物とゴミの仕分けができる仕組みになっている。一度試してみたい
そしてザルから箱へ移し、ここで豆とゴミを最終仕分けします。なんとも根気がいります!
ずっと下を向いたままの作業なので、皆そのうち肩や首・腰が悲鳴をあげてきました。でも昔の方は当たり前にこういう作業をされていたはずなので、とりあえず作業を早く終えることをゴールに色々なお話をしながら手を動かし続けました。
私はこのような「~ながら」会話が結構好きです。皆さん夢中になって作業されているのですが、静かな中、無言で作業をするほど苦痛なことはありません。世間話から体験話まで幅広い分野をとにかく喋ります。そしてあまり深く考えず、比較的自由に思い思いの考えなどをたまにポッと出されます。それぞれの本音が分かる、貴重な時間なのです。
今回は3キロほどの可愛らしい大豆を収穫することができました。この大豆は何に使われることになるのでしょうか…。
個人的には豆腐を作ってみたいです。
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こんにちは、三郷町ふるさと活性化協力隊のmeganeです。
以前ブログでシイタケを玄関の上に飾る方がいることを書きましたが、今日その飾っているキノコは「シイタケではなく、マンネンタケだよ」と物知りの館長さんに教えていただきました。
マンネンタケ(万年茸)は別名サルノコシカケや霊芝といいます。調べてみたら、薬用に重宝されているそうです。中国や韓国では福を呼ぶ縁起物という言われがあり、万葉集万葉集にはおめでたい象徴とされています1。日本各地では門出やお正月を祝う際に飾られるそうです。
写真元:マンネンタケ
事務所で昔の文化やしきたりなどの話で盛り上がっていたら、いつしか私が書いたブログの間違いを読み覚えていたそうです。
何よりも身近に私のブログに目を通していただいている方がいるということに驚きました。頻繁には更新できませんが、恥じることない内容を書けるよう精進します。
参照:
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2015年度の三郷DEフォトコンテストの入賞作品が決定いたしました。
入賞作品のデジタルファイルがお届き次第ウェブサイトに作品を掲載します。
詳細はこちら:速報:三郷DEフォトコンテスト2015 結果発表
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11月1日(日)、第33回三郷町文化祭が三郷コミュニティセンターで開催されました。健康福祉部会・生活環境部会は文化祭に伴い、三郷コミュニティセンターの道向かいにある恵那市立三郷診療所にて健康コーナーを設けました。
ここでは恵那市健康推進課の保健師さん(2名)の指導により、体内年齢から血圧、肥満度などの測定や健康相談、そしてご自宅でいつも食べられているお味噌汁の塩分濃度測定が無料で受けられました。食生活改善連絡協議会(食会)の会員さんも食事改善のご相談にのるお手伝いに来ていただけました。また、外の駐車場では健康福祉部会が推進しているノルディックウォーキングのスティックを体験していただけるよう部会員が待機していました。
下:ノルディックウォーキングの指導が受けられます
下2枚:診療所内では保健師さんが体内年齢・血圧・肥満度などの測定や健康相談、お味噌汁の塩分濃度測定を行ってくださいました。部会員も血圧測定を試してみました。
左下:塩分を測る機械にご自宅から持参されたお味噌汁を数滴たらすと…
右下:出た数値によって塩分摂取の度合いが分かります(画像をクリックすると大きくなります)
下2枚:保健師さんが持参した糖尿病や減塩などに関する資料(画像をクリックすると大きくなります)
文化祭は例年に見たことのないほどの集客数で靴が玄関からはみ出る始末でしたが、そこから道向かいの診療所まで人を誘致するのが前年からの課題でした。そのため、今年は文化祭の数日前に健康コーナーの予告チラシを回覧板で回し、当日は健康コーナーのチラシをコミュニティセンターの入り口で手渡ししたり、看板を目立つように置き、駐車場に戻る方たちにお声をかけ、ご興味がある方に診療所に寄っていただきました。少しPRを強化したことにより、今年は健康コーナーへの来場者が合計87名と、昨年より大幅に増えました。
そしてノルディックウォーキングの体験する方も昨年より少し増えました。お子様からシニア世代の方まで、健康に気を使われている方や使用方法があっているかの確認をされる方、とりあえず試してみたい方など、ノルディックウォーキングを試された理由は様々でした。お子様方に興味を持っていただけたのも嬉しかったです。
健康コーナーへご来場いただいた皆様、ありがとうございました!
保健師さんや食会の方、そして部会員の皆様もお疲れ様でした。
下:保健師さん方、食会の方、そして部会メンバーのグループ写真
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