あんじゃないの家を視察:飯地・中野方まちづくり委員会
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ついに来ました「三郷あんじゃないの家」開所式当日!
こんにちは、ふるさと活性化協力隊員のmeganeです。
「空き家対策を通してまちづくりをしよう」という思いからあんじゃないの家が発足して3年。空き家を貸してくださった大家さん、地元の方や地元企業の方、改修工事作業の講座を指導いただいた地元技術者方、講座生の皆様、まちづくり委員会の人口減少部会と教育文化部会の会員方、そしてあんじゃないの家の会員&スタッフの度重なるご協力によりようやくあんじゃないの家は皆様に見ていただけるような姿になりました。外観はまだ修復できるところが沢山ありますが、室内に入ると外観と内装のギャップに驚かれる方も多いようです。ご興味のある方はぜひ一度あんじゃないの家まで足をお運びください。
三郷あんじゃないの家
住所:〒509-7125 岐阜県恵那市三郷町椋実880-5
電話:あんじゃないの家 0573-32-1362
または 三郷町振興事務所 0573-28-1338
ウェブサイト:https://anjya71.webnode.jp/
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Behind the Scenes(舞台裏)
開所式数時間前に、これからここで活動しますと地元の神様にまずご挨拶しなければということでご祈願しました。
「高天原に神留まります 神漏岐 神漏美之命以ちて・・・」
とムニャムニャご天津祝詞を読まれたのは袴を着た神主さんではなく、エプロンをつけたあんじゃないの家と三郷町まちづくり委員会のT会長でした。予算がなく、神主さんが雇えなかったのであくまでも簡易的なお祈りでしたが、とりあえず神様にご挨拶完了。
上:神様にお供え物は海の物と山の物
開所式まで会場のセッティングやら最終掃除などなど、式が始まるまで皆様フル活動でしたが無事準備が整い、来客者も1人、2人と徐々に増えていきました。恵那市のケーブル会社が撮影しに来ており、どんな映像を撮っているのか気になりました。
下:ケーブル会社の撮影風景
下:演壇からの風景
式が始まり、改修工事に関わった主要メンバーの方々がそれぞれ心のこもった素敵なスピーチを順番にされていきました。その中でも個人的に印象に残ったのは大家さんの妹Tさんのお話でした。幼少時代にここで育った思い出から、年月がたち誰も住まなくなってしまい荒れ果てた家を心痛く思っていた矢先、あんじゃないの家のT会長から「古民家の改修工事を通してまちづくりがしたいけど、いじってもよい古民家を知らない?」というような質問で運命的なものを感じたそうです。改修工事が一段落した今、またこうしてTさんの実家に昔の面影を残しつつ新たな命が吹き込まれたことをTさんとお兄さんも喜んでいらしたそうで、工事に関わった者としては一番嬉しい言葉を頂いたような気がしました。
左下:あんじゃないの家の会長Tさん
右下:地域協議会会長Mさん
左下:大家さんの妹Tさん
右下:講座講師代表・建築士Kさん
左下:あんじゃないの家事務局兼人口減少対策部会長Oさん
右下:人口減少対策部会副会長Fさん
途中飛び入り参加で恵那市景観審議の視察に来ていた大学関係者が数名挨拶されました。今年は三郷町と武並町の景観を研究されるそうで、どのような内容になるのか楽しみです。
下:恵那市景観審議会の早稲田・京都・日本大学の先生方と恵那市役所まちづくり推進課のK部長
最後には待ちに待ったエンターテインメントタイムです。講座生のYさんがマジックショー、そして同じく講座生の尺八演奏者Iさんがそれぞれの特技を惜しみなく披露していただきました。年齢層関係なく笑いが絶えないマジックショー、そしてトンビが飛び立つ風景を表現した渋いけどとても爽やかな尺八の音が出席者の心を魅了したところで開所式は無事終わりを迎えました。講座生Yさん、Iさん、あんじゃないの家にふさわしい演出をありがとうございました。
左下:マジシャンMr.Y
右下:尺八演奏者Iさん
講座生たちにとってはグループとして久しぶりの再会だったので開所式終了後はしばらくの談話に花が咲きました。この改修工事作業の一番の収穫は、普段出会うことのない素敵な仲間ができたと沢山の方が口を揃えるように、まちづくりの原点・芯は人と人とのつながりだとこのあんじゃないの家は証明してくれたと思います。
これからもあんじゃないの家は沢山の人が集う場所になりますように!
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あんじゃないの家の室内写真
下:玄関ホール
下:多目的スペース32畳
下:2階古民家展示場
左下:キッチン
右下:お風呂場
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こんばんは、三郷町ふるさと活性化協力隊員のmeganeです。
今日は佳境に入ってきている「あんじゃないの家」の改修工事現場で作業中、衝撃的な出来事が起き続けました。
外に積まれていた木材や廃棄物を片付けていた最中、突然仕事仲間のFさんが
「meganeさん、危ないっ!!」と大声を上げて私を突き飛ばしました。
よく状況が分からず振り返ると、
「マムシだ!近づくな!」
といったような警告の言葉が響き渡りました。
ついに、マムシが出現。
どうやら私が持ち上げた古樽の下に潜んでいたようです。
Fさんが気づいてくれなかったら、私はマムシに噛まれて悲惨な目にあっていたところでした。
Fさんは手慣れたように注意を払いながらマムシの頭を長いつかみバサミで押さえつけ、毒がある牙を見せてくれました。
その後は手際よくマムシの頭をちょんぎり、スーッと皮をはぎ(ついでに内蔵もきれいにとれた)、お肉部分を水ですすぎ数時間乾燥させました。
作業が一段落したら、調理は一級建築士Kさんにバトンタッチしました。Kさんは私同様マムシを扱うのは今回が初めてで、よく状況がわからぬままFさんの教えのもと調理を進めていきました。調理方法は本当にシンプルで、まず一度お肉をあぶり焼きし、その後お肉を醤油に漬け込み、またあぶります。醤油の香ばしいかおりでなんとなく蒲焼らしくなりました。(少々焦げちゃったけど)
ちなみに台所のコンロを使うのは今回が初めてでした。マムシ料理があんじゃないの家の台所でできた記念すべき第1品目とは、忘れたくとも忘れないと思います。休憩中に2センチほどに切られたお肉を恐る恐る頂きましたが、ごへだのおこげのような味がして少々堅かったですが香ばしい醤油と炭(こげてるから?)の味で以外に大丈夫でした。でも他の方が食べたら、やはり「少し臭うね」ということでした。これで疲れがたまった体も回復することでしょう!
ひと段落し、また作業に戻ったらまたFさんが新たなへびを切った竹の下で発見しました。今回はマムシではないのですが、シラウルシという毒のない蛇だそうです。顔を見るとまだ子供らしく、ほっておくことにしました。マムシはついで行動するそうなのでFさんは相方を探していたそうです。
地面から物を取る時は、物の下に隠れているかもしれない虫や動物が逃げれるよう忠告するため必ずコンコンと軽く叩いたり揺する、ということをいつもFさんが口すっぱく言っていたのが身に染みました。マムシが出てきたせいでショックが少なからずあったのか、のちの作業に支障が出てくるほど体がくさやぶに近づけれなくなってしまいました。皆さんも草むらを歩くときは是非気を付けてください。
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こんにちは、三郷町ふるさと活性化隊員のmeganeです。
6月12日(木)に三郷町野井在住の笠木さん(95)の畑でみさと保育園児達を交え毎年恒例のさつまいもの苗植えが行われました。現場には少し遅れて着きましたが、遠くから子供たちの元気な声が聞こえてきたうえ、カラフルな衣服の集まりが見えたとき彼らはポジティブエネルギーの塊のように見えました。笠木さんも毎年このように元気な子たちと触れ合うことができるのが嬉しいとおっしゃっていましたが、95歳になってもなお畑仕事に関わる姿は素晴らしく思いました。
みさと保育園の先生方や恵那市社会福祉協議会三郷支部みさと愛の会のメンバー、そして恵那市地域おこし協力隊と私がサポートにまわり、子供たちが楽しく苗植えができるよう体制はばっちりでした。
先生方の指示のもと、子供たちはきちんと列になり各自苗植え用の穴の前へ向かいました。
下:元気にあいさつする子供たちと笠木さん
穴掘りを楽しそうにする子もいれば、中には全然土を触ろうとしない子や自分で穴を掘らないで大人にやってもらおうとする子など様々でしたが、さすが子供は順応性が早く、徐々に土に慣れサツマイモの苗を1時間の間に約500本植えることができました。
下:1列目が植え終わったら次の列へ次々と移動して、サポートの方たちに教えていただきながら新たな苗を着々と植えていく子供たち。
下:私はサツマイモの苗を見るのは初めてでした。横に倒すような感じで植える理由はイモがあまり深く土の中に入らず土の表面下で横に連なるようにする為だそうです。勉強になりました。
下:イノシシ対策用の網を張っているところ
下:新聞記者に囲まれインタビューされている子は知らないおじさんたちに緊張してしまい、もじもじしてました
下:笠木さんの愛車。これでどこへでも向かうそうです。
炎天下での作業で汗だくになりましたが、世代を超えた人とのつながりは素敵だなと再認識しました。秋のお芋の収穫が楽しみです。皆様ご苦労様でした!
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少し余談ですが、同じ日にアメリカの41代大統領だったジョージ・W・ブッシュ氏が90歳のお誕生日を迎えました。近年は足が不自由になったため車いすやスクーターを使用して生活されているそうですが、75歳の誕生日から5年おきにスカイダイビングで誕生日を祝うという約束を果たすため、今年も医者や家族の反対を押し切りインストラクターと共に空から舞い降りたそうです。人生への情熱と言いますか、目的がありそれを達成したいという思いの強さと実行力で体の不自由を吹き飛ばす勇気がある90歳に拍手喝采、脱帽です!
笠木さんやブッシュ氏みたいにいくつになっても人生を楽しめるよう歳をとっていきたいです。
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しばらくご無沙汰していました、三郷町ふるさと活性化協力隊員のmeganeです。
皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?
今日は毎週火曜日に参加しているいきいき教室をお休みし、恵那市ふるさと活性化協力隊員の初顔合わせに行ってきました。
恵那市にはふるさと活性化協力隊員が私を含め現在6名+地域おこし協力隊1名が活動しています。岩村地区城下町ホット岩村、中野方地区まちづくり委員会、そして上矢作地区NPO福寿の里自然倶楽部の隊員方はもうすでに3年目を迎えており、ベテランさんらしくこれからの活動の集大成と各自のこれからの生きる道を確立すべく奮闘されています。一方、飯地地区まちづくり委員会、中野方地区NPO恵那市坂折棚田保存会、そして三郷地区まちづくり委員会(私)は今年4月から勤務し始めたビギナー隊員です。経験値の差は明らかでしたが、短い時間の中で自己紹介だけでなく色々な経験談を聞くことや質問に答えてくれる人がおり、貴重な体験でした。
普段勤務先で「同士」と呼べる人がおらず、協力隊としての活動内容についてや相談など、会話のキャッチボールができる相手があまりいないので少々困っていたところ、似たような境遇で頑張っている隊員方とお会いできたのは本当に嬉しい出来事でした。以前から各隊員のブログの存在は知っており何度か拝見させていただいていましたが、やはりウェブ上や書籍上の情報より、生身の人間の口から出る言葉が個人的には一番身に沁み伝わります。
行動派の方はすでに自分で他の協力隊に連絡してしっかりとネットワークを作っていたようで、見習わなければと思いました。私も三郷町だけにとどまらず自分のネットワークをこれから少しずつ広げます。
企画していただいた恵那市役所のふるさと活力推進室の方々に感謝しています。
他のふるさと活性化協力隊員、地域おこし協力隊のブログは下のリンクから観覧が可能です。じきにそれぞれの情報をもっと集合させた形でfacebookページを開設する予定だそうなので、また開設されましたらこちらで紹介します。
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こんにちは、三郷町ふるさと活性化協力隊員のmeganeです。
三郷町は昨日の真夏日とは打って変わり曇り空です。オンライン上の天気予報では温度が正午27度まで上がると書いてありますが、実際はまだ風は少々肌寒く、そこまで温度が上がっていないように思います。事務所内では未だダウンベストを着用しています。でも事務所の下にある小学校校庭では子供たちがやんちゃに走り回りながら遊んでおり、気温を気にしている子は誰もいない様子。私ももっと体を動かして代謝を上げなければせねばいけません。
昨日はいきいき教室に参加しました。午前中は加藤佐和子先生を講師に迎え、椅子に座りながらできるストレッチ運動を行いました。手足の運動を中心に、左右別な動きをしたり、歌に合わせて動いたり、声を出して動いてみたりと少しずつ行動を複雑にしていくことにより体と脳の活性化に励みました。終始皆さんの笑顔や笑い声が絶えず、楽しまれていていました。中には上手く体を動かせない方もいましたが、難しい顔はせず、笑って「お手上げじゃ」などと難しさを楽しんでいるようなコメントを聞きました。
体操の合間にグループに分かれ、5月をテーマにした単語を一人ずつ出していき、そこからそれらに関するお話を始めるという手法も入れられていました。ちょっとした会話でも頭の運動になります。
最後のほうはお隣と肩をたたきあうなどスキンシップを軽くとる運動で参加者同士の距離を縮めることができたと思います。決して汗だくになるようなハードな運動ではありませんが、基本的な関節まわりや肩甲骨周りがよく伸びて気持ち良かったです。体操は人気イベントらしく、参加者は21名にも上りました。
昼食後は少し時間を置いた後、よもぎホットケーキ作りに挑戦しました。下準備がされているよもぎと牛乳をブレンダーにかけ、よもぎを細かくします。途中よもぎの繊維が強く、ブレンダーが止まってしまうハプニングもありましたがなんとかよもぎは細かくなりました。
ブレンダーで細かくしたよもぎと卵をホットケーキミックスに混ぜ込みます。25名分の粉とよもぎは思ったよりも混ぜるのが大変で少々時間がかかってしまいましたが、よもぎの色がとてもきれいな緑でつい見とれました。
温めたホットプレートに一人ずつ順番にホットケーキミックスをおたまでおとし、かたどっていきました。興味がある方はレシピをきちんと聞いていかれたようです。
待つこと数分、各自のホットケーキをひっくり返して焼き目がついたらケーキシロップをお供に試食タイム。みなさん喜んでいただけたようでした。でもさすがにお弁当が多かったのか、2枚目を欲しがる方がなかなかいませんでしたので、お土産として持って帰っていただきました。余ったホットケーキは隣の部屋にいる学童保育の子供たちに差し入れをしました。子供たちはホットケーキを遠目から見ており気になっていた様子だったので喜んでもらえたと思います。
反省としてはホットプレートが足りなかったのでホットケーキを食べるまでの待ち時間が長く、中には座りながら居眠りされている方もいて申し訳なかったと思います。でも全体的には美味しいものを食べ、運動も沢山出来たので楽しさ盛り沢山な一日でした。
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