2014年12月16日 16:59
景観まちづくりワークショップ第4回目が12月13日(土)に行われました。
参加された皆様、貴重なご意見やお時間どうもありがとうございました。
これから少しずつ皆様の地域の景観に対する意見や情報をまちづくりのウェブサイトに反映させていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
詳細はこちら:景観まちづくりワークショップ第4回目:最終日
2014年12月16日 12:01
皆様こんにちは、三郷町ふるさと活性化協力隊のmeganeです。
最近は日が落ちるのが早くなり、冷え込みも増し本格的な冬に突入してきました。個人的には散歩中の日光浴などで太陽の光を求める頻度が少し増えたような気がします。「子供は風の子、元気な子」というフレーズを小さいころよく聞きましたが、最近は町内外を歩いていてもあまり子供が外で遊ぶ姿を目にしなくなりました。子供たちがたむろっているなーと思えば塾の前でお迎えを待つ子の軍団で、遊ぶために集まっているわけではありませんでした。色々な理由で外で遊ばないのが主流になったということでしょうか。寒さをしのぐためのおしくらまんじゅうやおにごっこなど鼻をたらしながら全力で遊んでいた幼少時代を一瞬思い出しました。これはきっと冬がメランコリーな雰囲気を演出するから出てくる思いなのかもしれませんので、あしからず。
さて、本題に入ります。少し遅くなってしまいましたが、12月13日(土)に景観まちづくりワークショップ第4回目が行われました。今回がワークショップシリーズの最終日だったので初回同様武並と三郷地区が集まり、これまでのワークショップの経緯や様子を各地域が簡単に発表されました。参加者の中には同じ町内でも近隣の地域のことをあまり存じていなかった方々がいらしたようで、それぞれのまちの景観状況を知るにはとても良い機会だったと思います。地区内に住んでわかること、外から新鮮な視点で地区を観察・分析していただいたことを共有することで、より良く地域の景観に対する知識が強化される過程をワークショップを重ねるごとに感じられました。
そのあとは各地域担当の学生方が今までの参加者の意見や要望・景観情報などを整理し、住民へ景観まちづくりの目標(将来像)提案を紹介されました。それをもとに、住民からそれぞれの提案のフィードバックをいただいては更に意見交換を重ねて提案の再確認をされました。
- 野井 『農のリズムによりそう「野井くらし」のすすめ』
- 自然と人が作った環境を守る
- 担手となる人を育てる(祭り、年間行事など)
- 「野井くらし」というライフスタイルと生活環境の手引きやモデルを作る
- 佐々良木 『コンパクトな農力・歴史的用水・眺望を活かした天空集落』
- 道の駅らっせぃみさとと保育園跡地をつなげて地域の拠点に
- 棚田の風景や観光農園、農水の重要さをマップルートに入れる
- ここだけにしかないものをアピールする
- 資源のコンテンツ化によるパートナーシップを作る
グループ内で地区の提案を確認後、次はワールド・カフェ方式にグループごと隣のグループの地区紹介と提案ポスターの概要をその地区担当者に要約していただき、提案に対し「いいね!」・「いっしょにやろう」・「ん?」という3種のシールを貼っていただきました。シールを貼る際になぜそのシールなのかをグループで談話しながら地域の担当者に語られました。「これだったら私たちの地区と共同でできるんじゃない」とか「ずーっと昔からここと俺たちの地区はライバルなんだ」など、こういったかしこまらない時間の方が住民の素直な本音が出たような気がし、楽しく耳を傾けて聞かせていただきました。
各グループが会場を一周し終えた後は他の地区に貼っていただいたスティッカーやコメントを学生担当者方が披露されました。
最後に、武並と三郷がどのように近隣町として交流や連携ができるか将来の共通・共同アクションプランの提案がいくつかあがり、その必要性や需要がどれほののものなのかを少し垣間見ることができたような気がしました。参加者の中にはこのワークショップだけで終わらせるだけでなく、参加者以外にも外部者が持つ地域への視点を知っていただくために定期的に地域のためのシンポジウムや教育機関を交えたまちづくりワークショップなどといった交流の場を設けてほしいといった要望や今回のワークショップを通して出来上がった提案が現実的なアクションプランから実現できるまで行政がどのように地域と連携支援してくれるのかといった鋭い質問もあがり、参加された住民の将来のまちづくりに対する真剣な姿勢が見られました。
10月上旬から始まったワークショップはこれで終了しましたが、これからも自分たちのまちについて定期的に考えては意見交換ができる場を設け、まちの活性化につなげていけることを願います。住民の皆様、大学・コンサルティング関係者の皆様、市役所の皆様、本当にご苦労様でした!
<スライドショー>
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2014年12月10日 14:04
「三郷町はどんなところ?」のページ内に新しいカテゴリー「三郷町に移住希望される方へ」を追加しました。
景観的視点からみた三郷町の情報だけではなく、三郷の生活環境や住む際に知って損はしない情報を載せました。
ご興味のある方は是非一度お読みください。
2014年12月04日 14:43
こんにちは、三郷町ふるさと活性化協力隊のmeganeです。
「寒さが増したな」とこの頃感じていたら、ちらちらと野焼の灰かなと思うくらい小さな雪の粒が、木枯らしに舞いながら秋から冬への移り変わりを告げました。
三郷で今年初めての雪でした。
そんな中、いきいき教室のシニア達に保育園児達と収穫したサツマイモをご馳走しようということで外でじっくりサツマイモを焼くことになりました。収穫されたサツマイモは11月に野井地区在住の元気な96歳Kさんの畑で近所の保育園児と取ったもので、6月にサツマイモの苗を植えて以来の再訪でしたが大きなお芋がゴロゴロなっていたのにはびっくりしました。
自宅では大抵オーブンレンジで焼くか、蒸したり茹でて食べていましたが今回はもっと本格的で美味しくできる煙突とお米の籾殻(もみがら)を使用したプロM先生直伝の焼き方を教えていただきました。
1.籾殻を山にし、火をつけた上に籾殻焼き用煙突をのせ、籾殻を煙突に被せて籾殻がまんべんなくじわじわ焼けるのを待ちます。約3時間半待ちました。
2.籾殻が焼けるのを待っている間、サツマイモを新聞紙で巻き、水に浸して軽く水を絞ってからアルミホイルを被せます。シニア達は元気体操でインナーマッスルをストレッチしたり鍛えていました。
3.籾殻の山が黒くなったら、サツマイモを埋める時間です。籾殻の山をスコップで少し崩し、籾殻山の中にサツマイモを広く拡散して並べます。
4.並び終えたら崩した籾殻をサツマイモの上にかけなおします。たりなければ新しい籾殻を追加してのせます。
上:籾殻が焼き終わりサツマイモを入れ終え籾殻をかぶせているところ。焼き芋を学校教員として長年焼き続けた焼き芋プロのMさん。
5.焼けるのをひたすら待ちます。今回は2時間ほどで焼けたと思います。
じっくりじわじわと時間をかけて焼いた焼き芋は申し分のないくらい柔らかく、ジューシーでこころなしかねっとり感も出ていてとても美味しかったです。私一人ではなかなかできない、とても面白い焼き方を知ることができとても勉強になりました。いきいき教室の参加者は最初お皿に乗ってきた大きなサツマイモを見て「こんなに大きいの食べれんわ!」とおっしゃっていましたが、気が付けば焼き芋を残された方はほとんどいませんでした。お弁当を食べた後でも焼き芋を完食できるシニア達はまだまだ元気いっぱいです。この調子で寒い冬も健康で乗り越えていただきたいです。
<スライドショー>
2014年11月28日 17:02
11月22日(土)の三郷町ごへだ祭りは晴天の中、約900名の来場者が朝8時ごろからお昼過ぎまで絶えず足をお運びくださいました。
三郷を歩いて食べて見て楽しめていただけたら幸いです。
また次回も是非遊びに来てください!
詳細:三郷町ごへだ祭り
2014年11月25日 00:00
11月22日(土)に第6回三郷町ごへだ祭りが開催されました。
JRさわやかウォーキング武並駅に日にちをあわせた外でのイベントであるがゆえ、天候によって成功するかしないかが大いに左右されるので「曇り時々晴れ」という天気予報を気にしていましたが、いざ土曜日を迎えたら晴天ではないですか!素晴らしい天気に恵まれ3連休の幕開けとなりました。
ごへだ祭りのごへだとは、もち米を使う五平餅と違い、うるち米を使う五平団子を省略してごへいだんご→ごへいだ→「ごへだ」となったとか。島崎藤村やメディアに使用された五平餅の名称が世に知れ渡り、一般的に使われる名前になったそうです。現在は呼び方は違えど、どこのものももち米は使用されていないそうなので、基本的な違いは握りの形、大きさ、そしてタレのみです。三郷野井地区で活躍される「ごへだの会」は大切にごへだの名称を地元のものとし、よって彼らが販売されるのは「ごへだ」となります。このイベントもそういういきさつで「ごへだ祭り」と名が付きました。
アグリパークと茅葺の家では4種類のごへだ(野井手握り、手作りわらじ、手作りだんご、既製品だんご)、芋ごねもち、切り餅、キノコ汁、そして飲み物数種類を販売しました。芋ごねもちとは、炊いたお米に茹でた里芋を混ぜつぶしだんごにし、串刺しにしたものに生姜醤油を塗って焼いて食べる甘くない食べ物です。ウォーキング参加者はごへだやキノコ汁などを次々と購入され、紅葉や穏やかな風景を見ながら休憩されました。もちろんウォーキングの方々だけでなく、ご近所の方々も来場していただき楽しまれたご様子でした。集計によると約900名の方がごへだ祭りに足をお運びいただき、誠にありがとうございました!
上(左から):手作りわらじごへだ、手作りだんごごへだ
下(左から):芋ごねもち、野井手握りごへだ
茅葺の家では2014年度の三郷町フォトコンテストで入賞された作品が展示され、来場者に三郷町の四季折々の姿を見ていただくことができました。また、室内では郷土史のおじ様方が囲炉裏に火をおこし、何とも言えない心地の良い空間の演出をされました。囲炉裏でお餅も焼かれており、それはまたガスやオーブンで焼いた物とは一味違う美味しさに出来上がっていたのに驚きました。囲炉裏から出てくる煙が外に出るのを見ると、「建物が喜んでる」気分になりました。
ごへだ祭りは三郷町まちづくり委員会・自治連合会・恵那市観光協会三郷支部・郷土史で編成される「ごへだ祭り実行委員会」が毎年JRふれあいウォーキングと連携して開催されています。数日前からのテント設置やお餅作り・ごへだ・芋ごねもち握りにキノコ汁作り、そして販売、接客、交通安全呼びかけ、後片付けなど本当に大変忙しかったですが地域の皆さんの力で楽しくイベントが行われ、無事終われたことに安堵と感謝の気持ちでいっぱいです。皆様、ご苦労様でした。
<スライドショー>(小さい画像をクリックするとスライドショーになります)
...
*スライドショーはスマートフォンに画面サイズが対応していません
https://youtu.be/Ot0mPbw4HJ0
2014年11月24日 11:49
こんにちは、三郷町ふるさと活性化協力隊のmeganeです。
最近は素晴らしく空と紅葉が彩った山が楽しめる秋日和が三郷や東濃地方全般で続いていますが皆様は紅葉を楽しまれましたでしょうか?
先日23日に景観まちづくりワークショップ第3回目が行われました。今回は佐々良木地区のワークショップに参加させていただくことになりました。ワークショップが始まる前お世話になっている佐々良木在住の人口減少対策部会副部長Fさんが見晴らしの良い「ふるさとを想う椅子」から佐々良木が景観的にどんなところなのかを教えていただきました。現在活動の拠点の一つである事務所も佐々良木ですが、そこと茅葺の家以外あまり佐々良木のことは良く知らずに今まで過ごしたので今回はFさんから地図を見るだけでは得ることのできない体感情報をも頂載しました。それにしてもすがすがしい天気で気持ちが晴れ晴れしました。Fさん、良い景色を見せていただきありがとうございました。
<宮盛座>
ワークショップの会場は佐々良木公民館「宮盛座」。今回初めて中に入りましたが、地歌舞伎用舞台や劇場の要素を備えた公民館が2004年に修復されたもので、花道や風景画、2回から芝居を観る桟敷席といった昔の娯楽文化を髣髴させる姿が残った面白い建物です。教育・文化部会副部長Aさんから教えていただきましたが、昔はここで歌舞伎や映画を見たそうです。今でもなごりとして外に小さな窓口のチケットブースが2か所残っていますが、現在そこのブースは物置部屋となっています。道沿いの外観はモルタルやペンキで生まれ変わっていたのとは対照的に側面は木材パネルを使用しており、個人的にはそちらの方が風情があると思います。ワークショップが始まる前に2階から全体を見渡したかったのですが、時間が無くなってしまったので代わりに普段立つことのない花道に上り写真を一枚撮らせていただきました。
<ワークショップ第3回目>
今回佐々良木は12名ほどの参加者が集まり、このワークショップがどのように地域に役立つのか、またはどのように活性化につながるのかを再確認していただくため、他の地域の事例を紹介していただくところから始まりました。やはりこれだけ時間をかけて地元の方に意見を頂いて成り立つワークショップなので、キチンと行政やコンサルタントとして参加されている大学側が地域の意見を聞き入れて是非地域の向上、活性化に役立てていただければと願います。私が座っていたテーブルでは「地域の問題や課題についてワークショップでは話したりない」という意見も出ていましたが、話がヒートアップしてくるとどうしても景観以外の問題を語らずにはいられなくなるのでそういった他の重要な地域が抱える問題について住民が話し合う、住民のためのワークショップも必要なんだなと感じました。
他地域事例紹介の後は地域の地図(観光用)に使えるマップルートを徒歩で短距離、長距離、そしてドライブ用の3種類を住民の皆様に提案していただきました。普段見慣れた風景は当たり前と思ってしまいあまり気にも留めなくなっているのが通常ですが、その「当たり前」の風景をどのように観光客や通行人に魅力的に見せ興味を持っていただけるか、歩きやすい道はどこかなどとルートを話し合いながら景色の良いところや文化・歴史的要素のある場所などを再認識し考えていただきました。それぞれのルートにはより郷土らしさや愛着がわくように地元にゆかりのある名前を提案され、そして2つのグループは多少道が違えども、大まかなシーニックポイントはきちんと備えたルート3つが作成されました。
偶然にも調べ物をしていたら風景体験のプロセスというものを説明している早稲田大学の修士研究「地域イメージの生成に関わる風景体験の多元性に関する研究」 の概要を目にし、この景観ワークショップはまさにプロセスそのものだということを知りました。(1.基本風景=個人が無意識・意識的に知っている風景の記憶 2.原風景=基本風景を言葉で表したとき仲間と共有する理解された風景 3.表現的風景=絵画や写真など、言語以外で具体的に表現した印象的風景)このプロセスで住民が普段見慣れている景観を自分以外の人と共有することで景観を意識(再認識)し景観の価値観をつけ、結果その景観を守ったり改善整備するべきところなどを見極める工程ができるという、景観ワークショップにとても関連性の高い研究があることにとても興味を持ちました。
話は少し逸れてしまいましたが、その他にもこれから10年間で佐々良木地区では景観に関する課題に対し何ができるか、そして誰がそれらの課題に取り組むのかを具体的に書き出してもらいました。やるべきことは沢山あるようです(^^)
そして最後になりましたが、各参加者にまちづくりヒデオレターなるものを作っていただきました。ビデオカメラの前で佐々良木区のお勧め風景写真を持ち、左下の写真にある質問に次々と答えていく形式でした。ステージ上に立ち、皆さんが見ているところで録画されるため少し緊張されている方も中にはいらっしゃいましたが皆さん楽しくビデオレターを作っていたように思います。バックグラウンドが歌舞伎の背景画なのも良いですね。
参加者・開催者の皆様、お疲れ様でした。次回は12月13日(土)13:00~武並コミュニティーセンターでお会いしましょう!
<余談>
恵那市は映画館がないので、大小の映画館が必ずいくつもある環境で育った私にとってはじめの頃は映画を見る場所が近所にないことに違和感がありました。名古屋や小牧まで出れば見れないことはないのですが、そうすると移動費+映画代+α(食事代や交際費など)で最低5千円と半日かかることになる上、IT環境が整いオンラインで最新の映画も見ることが可能になった現在ではいつの間にか気軽に行けるはずの娯楽施設へ足が遠のいてしまいました。でも宮盛座のように地域に根付いている劇場がまだ存在するのであれば、期間限定や単発的に映画を上映することで建物がもっと頻繁にしようされるようになり、地域も活気づく可能性があるように思います。
最近の映画館施設はとても設備が整っており、長時間座っていても疲れない椅子や最高潮のサウンドシステム、どでかいスクリーン、映画の中に出てくる匂いを場内で再現するシステムなど、いたりつくせりな作りになっています。それはそれでとてもありがたいのですが、そこまで完璧な施設でなくても映画が好きな人は映画が見れればどこでもよいのではないでしょうか。私がまだ学生だった頃、アメリカの都市では土地がとても高価なので新しい映画館を作るのではなく、以前違う機能を持っていた建物を少し改築して映画館として再機能させたり、公共広場や公園、海辺で空の下の映画場が流行っていた時期がありました。倉庫の狭い部屋を暗室にして椅子をぎゅうぎゅうに入れた所や中庭に隣接している建物の壁など、とにかく暗くできる空間で映像を映す平面があれば映画を観に人は集まりました。一番驚いた場所は、地下駐車場を劇場にしたところで構造の柱がいたるところにあり、運の悪い人は柱の真ん前に席がありほとんど映画が見えていませんでした。それでもその変わった空間を味わうのが面白い経験なんだと仲間で話したのを覚えています。
宮盛座シアター復活、いかがでしょうか?
<スライドショー>
*スライドショーはFLASHプレーヤーを使用しています
2014年11月11日 15:52
11月9日(日)にあんじゃないの家で三郷町のまちづくり交流会がありました。
この交流会は三郷町で生まれ育った方や、ここ数年間で三郷町民になられた方、そして三郷町のことをもっと知ってみたい方が集まり、三郷について話しあうイベントでした。今回は三郷町に最近移住された夫妻が4組、そして三郷町に興味がある方3名のQ&Aや談話がイベントの焦点となりました。
上:まちづくり委員会のT会長
まずはここ数年の間に三郷へ移住された夫妻の旦那様方から、そのあとは奥様方と席を替わっていただきそれぞれインタビュー形式に下記の質問を答えていただきました:
Q1: 三郷町に移った理由
- 通勤圏内・仕事
- 子供のため
- 景色・自然や生物環境に魅かれた
- 6感的な直観で
- 田舎暮らしに憧れて
- 空き家バンク・串原の奥矢作森林塾に参加し恵那を知る等
Q2: 三郷町の良いところ
- 風景・66号線沿いの広がる空と山や棚田の景色
- 豊富な農産物・野菜を近所からもらえる
- 災害時ライフラインがしっかりしている
- 若い近所、子供が周りにいる
- 小学校の近くで徒歩で通学可能
- 地域が閉鎖的ではない、開拓精神の人が多い地域・地主さんがやさしい、おせっかい・まじめで実直な町民性
- 何もなくて不便なのが良い・田舎であって田舎でないところ
- 恵那市の中心部が近い・銀行や市役所で並ぶ必要がない
- JRが近いので子供の教育選択が将来広がる・武並駅から電車で座れる・インターから近い
- 道の駅らっせぃみさとが目印
- 同世代の友達が多くできた
- 無尽文化や軽トラが並ぶ風景が面白い
- 静か
Q3: 三郷町の悪いところ
- ガソリン代が高い・どこに行くにも車が必要
- 通勤に時間がかかる
- 買い物が不便
- らっせぃみさとは冬時何も野菜がない、毎日の生活に必要な物を買う場所がない、恵那市住民じゃないと野菜が売れない
- 会議や会合がいつ終わるかわからない(井戸端会議)・時間を守らない(早すぎる)
- 情報収集が難しい、地域の特徴性が住むまでわからない(草刈りの重要性、町民としてのノルマ、子供会のことなど)
- 町民はシャイで打ち解けるまで時間がかかる・近所の方がやさしすぎて恐縮(お返しはどうすればよい?)
- お祭りなどの地域イベントの手伝いの時に子供の面倒を見てくれるサービスがない
- 地域を超えたつながりがなかなかない・仕事をしていないと一人ですることがない
- 蛇やムカデなど苦手な生物が沢山いる
- 寒い
- 老後、一人になったら、運転できなくなったら心配
- 66号線沿いの野井橋あたりに柵がなく歩行者(通学する子供たち)が危ない
- 田舎であって田舎でないところ
- 佐々良木のお米は種もみ用なので自分でお米を作っても結局お米を他から買わないといけない、自然農法が難しい
- 三郷には貸家がなかなか見つからず、中古物件を購入する資金がなければ移住できない
皆様の色々なご意見、ご感想を披露していただきありがとうございました。時間がもっとあれば、生まれてからずーっと三郷の住民に最近移住された方たちからの質問も聞きたかったです。
嬉しいことに椋実在住の長寿老研究センターや大学などでご活躍されているO先生ご夫妻も途中参加され、将来1/3の人口になったときの課題(インフラをどうすればよいのか、モノづくりでも高齢社会で何をつくればよいのか、本当に困ったとき子供は守るけど高齢者は切り捨てるのか?など)に触れられました。また、ご自身が脳梗塞になったことにより運転ができなくなり、これからの人生をどう過ごすのかなどと赤裸々なお悩みも話していただきました。お話の終わりに、地方再生は東京(政府)が出す答えではなく各地域でそれぞれ考えて答えを出さないといけない、そして、その答えに人間らしさをどこまで出せるかがカギだと強いメッセージを頂きました。
その後はいくつかのグループに分かれ、野井地区の夏の大祭で有名な「重箱獅子」やお正月の時に子供たちが近所の門松などを回収し燃やす「どんど焼き」などといった文化を紹介しました。私たちが予想しなかったのは、グループに分かれた時点で参加者全員がとても和気あいあいとしてテーブル同士での会話が一気に花が咲いたことです。とても楽しそうに自己紹介や情報交換をされていたのでその光景を見て嬉しかったのですが、誰も野井の文化紹介を聞いていただけなかったのが唯一残念なことでした。次回交流会を行うときは座談会に移る前に地元の知って欲しい情報を伝えるということを私たち主催者側が配慮したいと思います。
また、三郷町に興味があり移住したいという方数名も自己紹介をされ、三郷の色々な情報をこれからもっと知りたいとおっしゃってくださいました。特に空き家や中古物件についてはなかなか不動産や外部には情報が流れないため三郷が好きになっても移住できないという現状があるので、まちづくり委員会としてこれからどのようにお手伝いができるのか、大きな課題に取り組めるよう模索していきたいです。
最後に、忘れてはならないのが今回交流会で大人気の美味しく心温まるコーヒーを準備・淹れて下さった中津川のはやしCoffeeさん。コーヒー豆のラベルをちらっと拝見したところ、今回はキリマンジャロを選択されたようです。どうすれば美味しいコーヒーを自宅でも淹れれるのかとてもわかりやすくご説明していただき、ありがとうございました。個人的にはついつい日常の忙しさとの戦いで食に対する時間をどう短縮できるかを美味しさよりも優先してしまいがちなこの頃ですが、少しゆとりを持って美味しいコーヒーを淹れれるくらい日々の楽しさを実感できるように心がけたいな、と思えたひと時でした。ちなみにコーヒーが飲めない子供たちにはミルクをご用意されておりました(^-^)
今回はお忙しい中約30名の方にお集まりいただき、御礼申し上げます。またこのようなイベントに是非ご参加いただけたらと願います。
2014年11月07日 11:07
三郷町文化祭が11月2日(日)行われている中、三郷診療所で健康福祉・生活環境部会が「健康コーナー」を設け、参加された町民は健康推進課職員の方々から食を通して健康に暮らすアドバイスをいただきました。
詳細:健康コーナーで健お康チェック