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2015年10月30日 17:47

大豆の収穫

こんにちは、三郷町ふるさと活性化協力隊のmeganeです。

 

私は今年初めて農業デビューしましたが、ほとんど草花の知識がございません。毛の生えた程度の家庭菜園を家の周りで少々試みていますが、残念ながら園芸の才能はないようです。以前、旅行中の家族に「トマトの苗に水をあげてね」とお願いされました。帰宅する前に雑草もとってあげたら喜ぶかなと思い、自分なりにプランターをきれいにしたつもりでいたら、なんと雑草と思って抜いていたものは実はトマトの苗だった…となんとも情けない体験があります。恵那に移住してからは、王道の山菜や夏野菜などの葉っぱや苗を見ればそれなりに何の植物かわかるようになってきたので、少しは進歩しているとおもいます。また、三郷町で知り合った方たちの多くは昔から何らかの形で農業に関わっていますので、文字通り歩く辞書なのです。一つの質問をすると、10の答えが返ってくるほど植物や田畑に対する知識が豊富で毎回驚きながらいろいろと教えていただいています。

上:まだなんとか実をつけてくれている今年のミニトマト

 

育てる

あんじゃないの家では畑があります。将来農業体験用に使えるといいね、と話は出るもののなかなか人材が集まらないためしばらく放置されていました。しかし、年間のイベントを企画していた際に、「こんにゃく芋と大豆の灰で美味しいこんにゃくが作れるよ」と会長の一声で、割と楽に育つ大豆を育てることになりました。(こんにゃく芋はレベルが高そうだったので今回は大豆にチャレンジです)

 

ということで、6月の始めに豆を撒き、2週間後に苗植えをしました。ちなみにあんじゃないの家のスタッフは誰一人として大豆を育てた経験がありません。種を植える時点から、あーでもない、そーでもない、などと持論とどこからから仕入れてきた知識を元に作業を進めていきました。

左上:初めて大豆植えに挑戦するスタッフ達

右上:種が苗になる間、柔らかくなった食べごろの種を鳥や害虫から守るためメッシュ布(網?)で覆いました

上:苗が沢山育ちました(6月下旬)

上2枚:畑を機械で耕し、土をおこします

上:ふかふかになった土の上にマルチシートを張り、雑草をできるだけ抑制します

左上:マルチシートとマルチに穴をあける道具で、右上の様にマルチに20~30cm間に穴を開けていきます。

上:穴を開けたところに苗を1,2株ずつ植えていきます。しゃがんで立ってを連続しながら作業することに慣れていない私にとって体力的に非常に大変な時間でした。そして、薄いシャツで作業していたら、太陽の日差しが強かったため変に背中が日焼けしてしまいました。昔の人が使用されていた背   みの   などがあれば良かったなと体験して初めて昔の人の実用的な知恵を再認識しました。

 

大豆の成長過程の様子

左下:畑の全体図。同時進行で崩れ始めていた蔵を業者さんに壊してもらいました。(6月下旬)

右下:まだ茎や葉っぱが小さく細い(7月上旬)

左上:マルチを張ったのにかかわらず雑草の方が枝豆より元気よく育っていた(8月中旬)

右上:枝豆が美味しそうに見える頃(9月中旬)

 

約4か月半の間、スタッフの方々がたまに草刈りや水やりを行い、10月半ばに開催された秋の交流会の時に少し枝豆として参加者と一緒に頂きました。交流会の数日前にイノシシが少し畑を荒らしましたが、それ以外無農薬でも害虫などによる被害はほとんど見られませんでした。

 

収穫する

秋の交流会が開催されてから約1週間半。まだ交流会の時は葉っぱやさやは緑色から茶色に変わりつつある状況だったので、収穫はもう少し後で良いと聞いていました。そして大豆の件はしばらく頭の中から存在を忘れていました。

 

それから10日間程過ぎた頃、あんじゃないの家がある椋実区では霜が降り、急遽収穫せねば行けない状態だと連絡がありました。早速あんじゃないの家の畑へ行ってみると、前回覚えていた畑の風景からは想像できない変化があり、あっけにとられてしまいました。

左:10月18日撮影 秋の交流会の日       右:10月28日撮影

 

「Nさんがもう収穫を済ませてくれたのだろうか?」

「イノシシが全部大豆や葉っぱを食べたのだろうか?」

 

見渡す限り、枯れた茎しか見えません。一体どういうことなのだろう?!

 

大豆を育てた経験がないため、さっぱり茶色くなった畑の原因が分かりません。

急いでインターネットで調べてみると、葉っぱが枯れ落ちるのは普通のことだということが分かり、一安心。

「大豆は完熟すると葉が落ち枯れたようになります。
根っこごと刈り取って、集めて乾燥させます。」

-大豆の育て方/大豆の作り方(大豆栽培)

大豆をまじかで見てみると、もうさやから大豆が飛び出て地面に転がっていたり、虫に食べられていたり、さやごと地面に落ちていたり、などとちょっと収穫には遅めだったようです。まだ葉っぱが青いものもありましたが、これ以上放置しておかない方が良いということで収穫を始めることにしました。

 

作業は工程がいまいちわかっていない私一人。どうにかせねばならないので、とりあえず事務局に前日教えていただいた通りに作業を進めることにしました。

 

1.大豆の茎を根っこごと引き抜く。

ひたすら午前中根っこごと抜いては土を払い、一輪車に乗せました。茎を引っ張るたびに大豆が数粒さやから落ちるので、豆を拾う時間が思ったより多くかかりましたが、なるべく豆を無駄にしないよう拾えるだけ拾いました。引き抜く作業は想像以上に腕の筋肉を使うため、利き腕だけでなく均等に左右の腕を使うことを覚えました。

 

2.大豆が入ったさやをとりわける

さやがカラカラであればちょっと振れば大豆が簡単に落ちてくると言われていましたが、そういったカラカラしたものはもう畑の上で豆をはじいていました。どうしてよいかわからなくなったのですが、秋の交流会の時に枝豆と大豆の仕分けしたものが縁側に乾かしてあったので、そのようにさやを茎から手でもぎ取ることにしました。これには結構時間がかかりました。最初は虫に食べられていたり、見栄えが悪いものなどを仕分けしていましたが、時間が経つにつれ終わりが一向に近づかないことにイライラを覚えてしまい、途中から仕分けをやめ、いち早くさやをとり終えることに集中しました。

左上:約5ふさ分から収穫できた大豆 

右上:数時間後。ひたすらさやを茎からむしり取った。

 

あとから色々な方にお話を聞いたら、茎にさやを付けたまま乾燥させ、カラカラになったら棒などで叩けば大豆が簡単に落ちることを教えていただきました…。しまった、必要のない作業に時間をかけすぎてしまった(T_T;) しかし間違いから学んだことは沢山あるから何事もチャレンジするべきだと開き直り、自分を納得させました。

 

3.茎をまとめて吊るし、乾燥させる。

茎の部分は12月に芋こんにゃくを作る時の灰汁として使用するため乾燥してとっておきます。乾燥した茎を燃やして灰にすると、市場に売られている灰汁でこんにゃくを作るより、随分と美味しくなるそうです。通常だと根っこや土は茎から切り落として収穫し、まとめて乾燥させるそうですが、先程インターネットで調べた時に「根っこごと刈りとって乾燥させる」とかいてあったので、その言葉を真に受けてしまいました。

 

あんじゃないの家はほとんど日が当たることないため、心身冷えながらひたすらふさをむしり取り終えた後に根っこを切り落とす心と体力の余裕がありませんでした。もっと身体頑丈にならねばなりません。また、こういう地道な作業は一人で黙々と長時間行うより話し相手がいると気分転換になったり作業がはかどるのだろう、と頼もしい協力者が参加してくれる次の日が待ち遠しくなりました。

 

寒さに限界があったので、この日はこれでひとまず終了。

 

楽しみながら収穫する

次の日はいつもお世話になっているFさんに協力を願い、お手伝いに来ていただきました。Fさんも大豆を作った経験はありませんが、近所の方などに沢山情報を聞いて収穫方法を収集してくれました。やはりさやはそのまま茎につけたまま、むしろやタープの上でたくさん日をあてカラッカラに乾燥させるのが良いということで、手早く残りの茎を畑からすべて抜き、日当たりのよい場所でタープの上で半日乾かしました。日影がよく移動するので、茎や大豆が日になるべく当たるよう頻繁にタープを畑の上で動かしました。

もう一人お手伝いが増えるとなんと作業の進みが早いこと!途中割れたガラスを修理してくれたガラス屋さんや講座生のAさんなどが寄っていかれましたが、一人手を休めてももう一人が作業を続けているため、昨日の数倍の速さで畑から大豆の茎がきれいさっぱり無くなりました。マルチシートも時間があるうちに取り外した方が次回畑を起こす時機械に引っかかる心配がないので、早速取り外しました。楽しい話で盛り上がりながらの作業は時間が早く過ぎていき、疲れもそこまで感じませんでした。ご協力本当にありがとうございました。

 

半日では大豆は乾ききりません。本当は連日天日にあてるのが一番良いのですが、雨模様が続くという予報だったので、とりあえず日が当たりやすい縁側に昨日のさやを並べ、残りの茎は一時的に室内に置くことにしました。

追伸:

数日後になってもあまりあんじゃないの家では日当たりが足りないため、Fさんが自宅に豆と茎を持ち帰り、日当たりがしっかりできる場所に置いていただくことになりました。ここまで勘考していただき本当にありがたいです。数日後、豆を落とす作業をお手伝いする約束をしました。カラッカラになった大豆が見れるのを楽しみにしています。

 

おまけ

以前Fさんとお話しした際、高い木になっている柿は竹でとっていたと聞いていたので、作業の合間に裏庭になっている渋柿で実践していただきました。長ーい竹の棒の先を少し縦割り、その間に木の枝をはさみます。そしてその竹棒を釣竿のように持ち上げ、何回目かのトライで柿がとれました。(正確には地面に落ちてしまいました)本当はその方法で枝ごと取れ、T字部分の枝にワラひもを結んで干し柿を干す準備を昔したそうです。この地域ではあまり干し柿を作っている方がいないそうですが、皆さん昔のことはしっかりと覚えていらっしゃいます。Fさん、色々と付き合って頂きありがとうございました!

 

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2015年10月27日 17:23

三郷DE軽トラ市のチラシできました!

三郷DE軽トラ市のチラシできました!

 

軽トラ市の概要が分かりやすく書かれています。町内外のお知り合いに是非軽トラ市のことを宣伝してください。

 

11月15日(日)当日、出店者やお客様の皆様にお会いできることを楽しみにしています!

 

チラシはこちらです:三郷DE軽トラ市のチラシ!

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2015年10月27日 16:55

三郷DE軽トラ市のチラシ!

11月15日(日)に開催される三郷DE軽トラ市のチラシが出来上がりました。とても詳細が分かりやすく書かれています。

 

三郷町で初めて試みる今回の軽トラ市。出展者を募集したところ、店舗33件が町内外から出展していただけることになりました。ほとんどの方が出展経験が初めてですので、初々しい気持ちで自慢の品々を心を込めて出展されることでしょう。良い商品や掘り出し物との出会い、美味しい食べ物や子供から大人まで乗れるミニ新幹線などの催し物を満喫していただきながら、お客様と出展者との楽しい交流ができることを是非楽しみにしていてください。

 

注意事項:中山道東濃駅伝が会場付近を通りますので、10:15~11:00の間は交通規制が実施されます。この時間帯に混乱が予想されますので、会場に向かわれるときは交通指導員の指示に従ってください。

 

*印刷したチラシを手にしたい方は、三郷振興事務所の方へお問い合わせください。

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2015年10月26日 09:42

大切なヨコのつながり

こんにちは、三郷町ふるさと活性化協力隊のmeganeです。秋晴れ続きで紅葉も山を少しずつ彩るようになり、遠出をしたい気持ちが最近強くなってきているこの頃です。(先週無事車を手に入れたこともお出かけ気分に拍車がかかっているのかもしれません)

上:武並橋から木曽川・笠木町を眺める

 

恵那市内には現在協力隊が私を含め5名各町や市役所で活動しています。普段は各自それぞれの町のための仕事をしているため、皆同じ場所で仕事をすることはありません。かろうじて年度初めと年度終わりに顔見世や活動報告をする程度です。私たちが体験していることを同じく経験し、理解して頂ける協力隊OBも5名ほど市内に残ってそれぞれ新しい道を歩んでいます。無論私の場合協力隊の活動が2年目に入り、町内の方々には徐々に自分の役職を受け入れて頂いており、ありがたく(ずうずうしいほど)お世話になっております。それでも同世代の似た様な立場の同僚は他にいないため、他町の協力隊と情報・意見交換できる時間はとても貴重であり、心のよりどころなのです。

 

そのような孤独な環境に今年度から少しずつ変化がみられるようになりました。

 

共同企画内容を皆で考える

発端は中野方協力隊OBの元同僚であった今井友樹監督による「鳥の道を越えて」という今はなき霞(カスミ)網猟の記憶をたどったドキュメンタリー映画。霞網という細く柔らかい網を使用して渡り鳥を捕獲する猟は東濃地方ではとても盛んで生活の一部となっていましたが、渡り鳥の減少や色々な要因により1947年に禁止されました。

 

昨年試写会を中野方で行った際、地元の方の反響がとても良かったため、霞網猟の体験者だけでなく是非若い世代の方にも今はなき文化のことを知っていただき、変わりゆく自然と人間の関係性について考える機会をこの映画を通して考えて頂けたら良いね、という思いが協力隊達の間で一致しました。話を徐々に具体化させ、恵那市の協力隊がいる町で所属している各まちづくり団体にご協力をいただき、恵那市内で上映会リレーを行うことになりました。今井監督も恵那市上映会リレーには非常に協力的な方で、上映会の後の座談会に毎回参加していただけることになりました。また、今井監督の生まれ故郷である東白川村からも協力隊が応援に駆けつけて下さっています。本当にありがたいことです。

 

企画が動きだす

第1弾目は8月25日、我が本拠地の三郷町で上映会・座談会をそれぞれ午前と午後の部に開催しました。(すみません、ブログでイベントのご報告をしていたつもりでしたがどこにもみつかりません…(*o*;)) 第2弾目は先日10月25日、飯地町の五毛座という歌舞伎小屋で開催されました。恵那市のリレー上映は全て無料開催のため両会場に何名来るかさっぱり予想がつきませんでしたが、とても嬉しいことに三郷町では町内外から約80名の方が映画を観に来場されました。当初夜の部のあとの座談会は予定していませんでしたが、上映前・上映中会場で絶えず参加者のコメントが聞こえていたので、急遽座談会を設け、体験者や野鳥の会の方の意見など多面的な内容を話し合うことができました。

左上:三郷町での上映会の風景。

右上:上映後参加者が自身の若き日写真を持参し、今井監督に鳥をお祝いごとの時に仲間と食べるなど生活の一部だったことを説明された。

 

飯地町でも上映前は何名参加されるか不安でしたが、なんと町内人口の2割、約120名の方が町内外から映画を観に来て下さりました!五毛座で映画を上映したのは約30年ぶりだそうで、会場へ向かわれる足取りが軽やかで笑顔が多く見られたのがとても印象的でした。大きな白い布をテープで貼りつなげた手作りスクリーンも良い味が出ていました。

左上:飯地町での上映会の風景

右上:会場の1階は準備していた席では足りず、階段に座る方や2階も人であふれた

 

2会場の共通点は参加者の多くが霞網猟の経験者や渡り鳥を昔食べていた方々だったことです。上映中に自身が体験した思い出に近いお話や知り合い・知っている場所などが流れる度に笑いや隣席との会話で会場内が大変盛り上がり、とてもアットホームな雰囲気の中反響が素晴らしく良かったです。映画をとても楽しんでいただけたことは参加者の表情をみていると明白で、笑顔があふれる時間になり本当に嬉しくなりました。開催協力を快く引き受けていただいた地元のまちづくり団体の関係者方も、予想以上の上映者の数に驚き、また参加者が映画を楽しんでいただいている姿を見て大変喜ばれていました。三郷町まちづくり委員会、飯地町まちづくり委員会の関係者様、上映会のためのご協力本当にありがとうございました!

 

企画を通し仲間をサポートする

なによりも個人的にありがたく嬉しかったのは、それぞれのまちのイベントに他の町から協力隊の仲間がお手伝いに駆けつけて頂けたことでした。もちろんそれぞれスケジュールが違うので毎回違う顔ぶれになりますが、企画だけ作り実際のイベント開催をそれぞれの町に任せるのではなく、まちといった枠を超え、必要とされていることがあればかゆい場所に手が届くようにどこにいてもスッと手伝いことができ、お互いを助け合える同志が一人でもいる心強さを初めて体験しました。来場された方々の年齢層は比較的高いので、他の町から若者が手伝いに来ることにより場の雰囲気が幾分若返ったのも良かったと思います。

 

いつも見慣れた町とは違う場所でお手伝いすることにより、そこの地域と自分の地域との違いや似ている点、見習いたいことなどが客観的に観察できるのもこの企画を開催して気づいた利点です。どうしても一つの場所にいると、考え方が狭くなり課題への取り組み方がマンネリ化したり偏ってしまいがちですが、今回の様に慣れた環境の外に出ることで他の町がどのように物事をとらえているのかなどを短時間ではありますが観察できます。そして、新しい地域で新たな人とのつながりができることもとても貴重な体験です。飯地では会場設置・片付けなどのお手伝いの他、地元の関係者と一緒に郷土料理弁当を美味しく頂きました。食べている間は地元の方と交流でき、飯地のことなどをより知ることができました。

 

また、協力隊が集まり、自分たちが掲げた同じ目標に向け時間を共有することの大切さを再認識しました。同じ空間で顔を見ながらお互いの近状報告や情報交換をすることはSNSやメールなどのやりとりより何倍もの価値があります。たわいもない話をする時もありますが、画面の中の文字でやりとりする会話より実時間に反応(返事)がすぐ返ってくることはとても重要です。

 

思うこと

個人的な意見ですが、できればもっと頻繁に協力隊が共同で自主的な企画を作り実行できることを望みます。なぜなら、先ほども書きましたように他の町との交流ができるうえ、同志と仕事ができるからです。

 

町それぞれに沢山の課題があるのは承知ですが、外部との接触をたまにとることにより色々な新しいチャレンジに取り組め、新たな交流により新鮮な視点や考えを発見できることでしょう。中には「(所属している)町のことだけ考えていればいい」「なぜ他の町のことまで関与するのか」と反論される方も見えますが、所属しているまちの仕事をこなすのはいうまでもありません。ですが、まちづくりはいたる所で似た様な課題について試行錯誤しながら行われています。似た様な課題があるのであれば、たまに近隣の町と気楽に交流しながら意見交換し、お互い手の足りないところで協力しあえたらとても素敵なネットワークが出来上がると思います。

 

「区」「町」「市」「国」といったように縦割りの枠にとらわれすぎるのではなく、お互い行き来しあえる地域として活性化できるよう、協力隊の立場をもっと広い範囲で活用できると所属する町にとってもプラスな要素になるのではないでしょうか。そんなことを最近よく思います。

 

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2015年10月21日 14:23

秋の交流会

少し肌寒い秋日和の10月18日(日)、あんじゃないの家で秋の交流会を開催しました。

 

今回は秋を楽しんでいただこうと、「〇〇の秋」に一番あてはまる参加者の「食欲」を季節の食材で満たし、そして数か月前から教育文化部会があんじゃないの家に古民具として置いてある木製の機織り機の修繕作業を行っていたので、秋の交流会に合わせ、機織り機や藍染めなどの「芸術」や「文化」も体験して頂くことになりました。

 

地元で採れる栗やキノコをふんだんに使用した山の秋料理を人口減少対策部会の会員が早朝から腕を振るって調理していただきました。大人数の分量を作ることはプロ並みの知識がないとなかなかできません。いつも感服です。

裏庭では昔ながらのおこわ炊きが行われていました。ドラム缶で作ったくど(かまど)の上に水を入れたお釜を乗せ、そしてその上におこわと剥き栗がふんだんに入ったせいろ(竹や木材で作られている蒸し器)2段が蓋をされていました。お釜の中の水が火で温められ蒸気になり、その蒸気が上流へ動く際せいろの中のものが調理される仕組みです。上下のせいろを時々順序を変えないと、下のせいろのものだけ蒸しが強く当たってしまいます。エネルギーを無駄にしない、とてもスマートな調理法で驚きました。

スタッフが調理している間、参加者は藍染め体験をスタート。室内でさっそくハンカチに「絞り」という模様を入れる技法をそれぞれ試しました。真ん中で指揮をされているのは藍染めと機織りの講師を務める教育文化部会員の稲垣さんです。

クルミや木棒、種やポリスチレンフォームのブロックなどをそれぞれ考えながら輪ゴムでハンカチに留めていきます。輪ゴムできつく縛った個所は藍染め液がつかないため、白が残ります。絞りに使用するものによって藍染め液のつき方が違い、色々なデザインができます。

絞りが終わった方から裏庭に周っていただき、ハンカチをまず水に浸してから藍染め液に60秒間浸しながらユラユラとハンカチを揺らしてハンカチに藍染め液を存分に含ませます。絞りで折込みを入れた場合も、きちんと布の間に藍染め液が入るよう監視しながらハンカチを動かし続けます。この時、60秒をキッカリと時計で計る方や、自分の頭の中で60を数える方など、それぞれの「60」という時間の違いがありましたが、これがそれぞれの特徴的な色の違いにつながります。

60秒藍染め液に浸した後はハンカチを軽く絞り、ハンカチに重なりがないようめいいっぱい広げて空気にあてます。こうすることにより、ハンカチに含まれた藍が酸化し緑色から青色に少しずつ変色していきます。布が重なっていると、そこに空気が当たらないため色があまり変色しません。参加者の皆さんは上手にハンカチを広げていました。

これで1回目の藍染めが終わり、藍色が薄いのが良い方はここでハンカチを水洗いし、絞りに使用したものや輪ゴムをはずし、もう一度流水の下できちんと水洗いをしてから染止めとして酢酸水にハンカチを浸して乾かしました。まだ色を濃くしたい方は藍染めをもう一回・二回ほど繰り返しハンカチを干しました。

藍染めの最中に、調理に関わっていたスタッフが参加されていた地元のセンパイにおこわの炊き具合を確認していただいていらっしゃいました。こうなれば主催者も参加者も関係ありません、お互い協力しあいながら良いご馳走を作ろうと地元ならではの微笑ましい一面でした。

早めに藍染め体験を終えた方は、隣の畑に植えていた枝豆を収穫体験して頂きました。イベント企画当時、当日は栗拾いができるだろうと予測していましたが、例年より早く秋は訪れてしまい、残念ながら栗は数週間前に終了してしまいました。そのため、急遽代わりになることを考えていたら育てていた大豆を利用し、畑体験をされたことのない参加者に枝豆の収穫をお手伝いしていただくことになりました。

畑から戻ると、いつの間にか沢山の作品がずらりと並んでおりました。どれも個性があり素敵な仕上がりです!

参加者もそれぞれの出来栄えを自己評価したり、他の方の作品を褒めたりと、自然と楽しい評論会がその場で行われていました。

左:先程収穫したばかりの枝豆を1段目のせいろに入れ、お昼に間に合うようおくどで蒸す。

右:蒸気が素敵です

調理スタッフの計らいで、芋ごねもち(里芋をご飯と一緒につぶし混ぜ、形を整えたもの)を準備してくださいました。参加者はそれを炭火で焼き、生姜醤油を表面に塗って味を染み込ませては、美味しく香るおこげができるまで焼いていただきました。匂いにつられてか周りに人だかりができていました。

 

遂に待っていたお昼タイムです!残念ながら、素晴らしい昼食の献立を写真に残す前についつい食べるほうに拍車がかかってしまい、全体図の写真を撮り忘れてしまいました…スミマセン。メインディッシュは栗おこわと具沢山のキノコ汁。この地方で好まれているイクチがふんだんに入っていました。その他にもおこわが苦手な方用に栗ごはんもご用意されていました。サイドディッシュには具沢山マカロニサラダ、サツマイモの天ぷら、里芋の煮物、漬物、採りたて新鮮枝豆、芋ごねもち等々食べきれないほどのホクホク美味しい秋のおごっつぉーでした。ご近所の方が持参して下さった畑のかぼちゃの煮物も美味しかったです。ご馳走様でした!

上:食事中の様子

下:メインディッシュの栗おこわ。ゴロゴロとした栗以外に小豆も沢山入っていました。

下:マイタケ、里芋、そして濃い紫・茶色のイクチ等がたっぷり入ったキノコ汁。喉越し最高で、ついついおかわりしました

 

食後は教育文化部会が修復した木製機織り機の説明と、実際に使用できるようになった機織り機で機織り体験をしました。機織りの説明を始めたあたりから、昔自分のおばあさんやお母さんが織物していたことを徐々に思い出された参加者が数名いて、とても鮮明に記憶に残っている体験や知識などをお話ししていただきました。

2階では皆、機織りのやり方を習得しようと熱心に講師の動きを観察されていました。

いざ参加者の織る番になると、最初は経糸に通す緯糸のシャトルを左右に飛ばす加減が難しかったり踏み木の踏み加減が分からなかったりと奮闘されていましたが、先生の指導を元に試行錯誤しながら数分後には皆試された方は確実に上達されていました。

機織り体験が終了した方から簡略お点前で一服していただきました。沢山新しい情報を頭に入れた後のお茶タイムは最高です。

そして最後は一人ずつ作品を発表していただき、今回の交流会の意見を頂きました。盛り沢山な内容の交流会となりましたが、食・文化・歴史を交えた交流は皆様満足して頂けたことを願います。

ご参加いただいた参加者の皆様、三郷へお越しいただきありがとうございました。またの機会に葵しましょう。部会員の皆様も準備・調理・説明に片付けと沢山の作業本当にありがとうございました。

 

<スライドショー>

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2015年10月18日 16:52

秋の交流会に文化的要素を貢献

10月18日(日)に人口減少対策部会が秋の交流会を開催しました。

 

教育文化部会は今回藍染め体験と機織り体験を秋の交流会で行い、夏の機織り機修繕作業の活動成果を参加者に知っていただくことができました。通常はこのような交流会は季節の食べ物を皆で食べながら交流するという目的があるのですが、今回は教育文化部会も参加したことにより、文化的要素を体験として取り入れることができました。

 

詳細はこちらの記事に記載してあります:秋の交流会

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2015年10月08日 10:26

恵那タイム

こんにちは、三郷町ふるさと活性化協力隊のmeganeです。

 

以前三郷町に移住された人のコメントで、「三郷の人は共同作業などの集合時間を設定しても、待ち合わせ場所に時間通りに行ったらもう作業が終わっていた」というのを聞いてびっくりしたことがありました。どれだけせっかちなの!と心の中でつっこみを静かに入れたのを覚えています。でも実際に地元の人(ここでは65歳+)と交流を重ねていくうちにそれがここでは当たり前のことなんだと、私も身をもって『時間通りに行くけど間に合わなかったシチュエーション』を何度か経験するようになりました。早く行ったつもりでも、必ず先着がいる地域なのです。

 

そんななか、急に病院へ行かなければいけない状況になりました。通常だと病院は開院時間に行き、受付を済ませば長くても1~2時間で診察や支払いが終わります。しかし、知人に勧められたとある人気の病院は開院前の最低1時間前に行き、番号札をとらないとその日に診察してくれないというではないですか!開館時間は8:30。ということは、逆算すると7:30には番号札を持っていないといけないということでした。朝と病院が苦手な私にとって、病院へ行くのに早朝起きしなければいけないのは苦痛のほか何でもありませんが、健康を取り戻すためとりあえず気合を入れて病院へ向かいました。

 

病院に到着したのは7:40頃。車から降りるともう先着している方々(主におじいちゃん)が肌寒い外でたむろい、立ち話をしながらドアが開くのを待っていました。若者の姿はありません。たむろっているためどこが列の始めで終わりなのかさっぱりわからず。そして周りを見渡しても話に聞いていた番号札はありません。近くのおじいちゃんに聞いてみると、最近は番号札がなくなり、開館したら館内で受付を済ますシステムに代わったのだとか。とりあえず持参した本をおじいちゃんたちの近くで立ち読みしながらドアが開くのを待つことにしました。まだ秋めいてきたばかりなのでそこまで外は寒くないですが、これが冬になれば受付を待っている間に風邪をひいたり体調を崩す可能性が高く、診察してもらう過程で体調不良になりうるという何ともお粗末なシーンが想像されます。

 

待つ事数十分。すると病院側は外で待っている人達を気遣ってか、8:00に開館しました。看板に記載されているのは8:30、だけど実際は8:00にドアが開くというせっかちな患者さんの為の病院側の粋な計らい。かかりつけの方のみ知る暗黙の了解なのでしょうか。

 

それにしても開館の時間までも変えてしまう気早な性分は、どうやら恵那全域の65+のシニアに当てはまるようです。

 

これから恵那・三郷町に移住したいと思われている方は恵那タイムのことを覚えておいてください。何時も早め、早めが良いそうです。

 

おそるべし、恵那タイム。

おそるべし、恵那シニア。

 

p.s. アメリカではイベントやパーティーは程度良く遅れていくのが粋な登場の仕方です。ホームパーティーなどに早く行き過ぎると嫌な顔をされますのでご注意ください。(あくまでも娯楽に関してです。会議や仕事関連の待ち合わせは早めに到着するのが通常ですが、やはり正統派の東海岸と楽観的な西海岸では時間に対する態度の温度差があります。)

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2015年10月05日 17:00

教育文化部会 だじゃの松周辺整備行いました

10月4日(日)に教育文化部会の部会員が椋実地区のだじゃの松の周辺整備作業を行いました。

 

詳細はこちら:だじゃの松周辺整備作業

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2015年10月05日 14:52

藍染め体験

機織り機の修繕作業が一段落したので、人口減少対策部会が10月下旬に開催する秋の交流会に催し物として行う藍染め体験の練習を行いました。

 

藍染めは布を藍染め液に染めるのですが、色だけでなく、少しデザインやアクセントをつけたい場合は割りばしや木の実、石ころなどいろいろな形や質感があるものをゴムで布に巻きつけます。無計画で気の向くままでも良いのですが、前もってデザインを考えてから藍染めされることをお勧めします。今回は時間を短縮するため、少しだけアクセントになるものを布に巻きつけました。

準備ができた布を水に浸してから、藍染め液に約60秒間浸します。この時に、なるべく藍染め液が布全体にいきわたるよう、布のしわなどをゆっくりひっぱりながら60秒を数えます。

60秒が経過したら、軽く藍染め液を絞り、布を風にあてます。最初液から出てきた布は緑色で驚きました。でも、数十秒後に緑色がいつの間にか映える青色に変色したのでもっと驚きでした! 藍染め液に酸素が触れると化学反応で変色が起きるそうです。

一度の藍染めだけだと藍色が薄いので、もう一度染め直して藍色を少し濃くしてみました。(写真ではわかりずらいですね) そして再度風に当て、藍染め液が酸化するのをしばらく待ちます。

色の濃さに満足できたら、ハンカチを水洗いして巻きつけたものを取り外します。そのあと、酸化止めの酢酸水にハンカチを入れます。今回は右下のような、シンプルなデザインになりました。

このハンカチは乾いたらすぐ使えるわけではないそうで、直射日光に当てず、半年ほどたんすなどにしまっておいておけば藍色がしっかりと残るそうです。意外と意外と簡単に藍染めを楽しむことができました。秋の交流会でも参加者が気楽に楽しめるよう、サポートできることを願っています。

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2015年10月05日 14:15

ウォーキングマップルートの確認:野井編 Part 1

健康福祉部会では現在三郷町の3地域全てのウォーキングマップを更新・作成中です。

 

前回は佐々良木の長いコースを8月に歩き、少し歩く道を変更したりどこにコース用の看板を設置するかなど決定しました。

 

今回は野井パート1。本当は野井公民館からのスタートなのですが、ちょうど他の行事と重なってしまい駐車場が使えなかったため66号線沿いにある威代寺の駐車場をお借りしてそこからスタートとなりました。

 

前回同様、部会のメンバー以外でもノルディックウォークに興味がある方でしたらどなたでも参加できますと言葉を広めたところ、町外から1名、町民の方2名+ワンちゃん1匹がこの度参加してくれました。歩き仲間の輪が少しずつ広がって交流の時間となりつつあります。

夏季ほど暑さはない為、8時に集合しました。暑苦しさは全くなく、とても歩きやすい気候に恵まれました。

 

まずは威代寺に立ち寄りました。なにやら恵那三十三観音霊場のための準備中で旗や幕が飾られていました。部会長は和尚さんにご挨拶。

南西に進むとこの地域になくてはならない地元に根付いているお豆腐屋さん、十二屋(とうふやと読む)があります。三郷町には商業施設があまりありません。食品を販売している代表的なお店はここと道の駅らっせぃみさと(主に農産物)です。十二屋はご近所の方が歩いて買い物ができる、心のよりどころです。手作りのお豆腐は本当に美味しくずっしりと大きいので、一度食べてしまうとスーパーのお豆腐の味の薄さがさみしく感じてしまうほどです。入り口部分の屋根が崩れかけていても、縁起担ぎの為直すことはないそうです。見かけは「大丈夫かな…」と思われるかもしれませんが、決して見かけに騙されてはいけません。地元から熱い愛情を受けているお店なのです。

十二屋の横の道を進むと野井にあるもう一つのお寺、天長寺に着きました。ここでは大きな木製の念珠が入り口に吊るされており、それを回すと念仏やお経を唱えたことになるそうです。早速参加者は何回か念珠をまわしていました。

天長寺からお墓を抜ける終わりごろに馬止場棚田という昔ながらの土地の形状に添ったかわいらしい棚田が見えてきます。十数年前に大規模な田んぼの規格整理が行われ、最近はこのような自然体の形状をした田んぼはあまり見かけなくなっています。機械が入りにくい場所でも草刈りなど手入れが行き届いているのはさすがです。

そこからは少しコースから離れ、アスファルトの道ではなく田んぼのあざみちを歩いてみました。

龍ヶ丘という里山のふもとは農道や主要な道から離れているため、とても静かでその静寂さと景観の美しさのシンクロが見事でした。

この辺りから流れている野井川は土岐川と庄内川の源流であり、庄内川の下流周辺の町民と三郷町の川を美しくする会は毎年交流されています。また、今年の春先にアンティーク雑貨を扱うお店が野井大橋付近から越してきて、赤いトタン屋根の家を大幅にリフォームしました。つい数週間前に再オープンされ、県内外から沢山のお客様が訪れています。三郷町に素敵なお店や目的地がどんどん増えて、町が楽しく活性化されることを今後も望みます。

通常だとこの辺りから北へ向かうのですが、近辺に溜池があるというので調べに行ってみることになりました。しばらく歩くと、その道に「大名街道」という名前がついていることを知りました。昔は岩村藩主が江戸へ参勤交代の為使用した道だったそうです。

その大名街道を更に突き進むと、小高い急な坂道に当たります。これを歩くのか・・・!と少々腰が引けましたが、とりあえずゆっくり自分のペースで歩き続ければ問題ありませんでした。

坂の上に到着すると、そこには時が止まったような静けさをもつ溜池がありました。この写真ではそこの美しさを十分に映し出すことができませんでしたが、水上に反映される山や空の上を水鳥が泳いでいる景色はなんとも心地の良いものでした。また訪れてピクニックなどしたい場所の一つです。

その後は通常のコースに戻り、野井大橋の北側にあるふるさとを想う椅子から中央アルプスを眺めました。

66号線を渡り、北に向かうとめずらしい木製の電柱を見かけました。どうやらまだ現役のようです! このような小さな発見も歩いてならではの楽しみなので、ウォーキングはやめられません。もう少し北に向かい歩くと、1190年頃西行法師が松林庵という建物を建てた跡地があります。実際の跡地は約25年前に行われた整備事業により、元の場所から少し離れた所に石碑が置かれています。

30分程北東に進むと、日だまりの農村風景と名がついた北山集落に着きます。ここからは、南側にある緩やかな景観がとても綺麗に見ることができます。

更にその道を北東へ進むと、先程とは少し違う石積みの棚田があります。そこから見える恵那山はとてもはっきり、ほっこりとしています。

少し寄り道が長くかかってしまったため、この辺りから段々と参加者の口数が心なしか減りました。でもみさとこども園の横を通ると、お祭りが行われており、元気な子供たちの声を聞きながらこちらも元気をいただけました。

こども園の近くには舟森山武並神社があります。こちらは10月中旬に市有形民俗文化財にしていされている重箱獅子の踊りが毎年行われています。

ゆっくりとゴールへ向かう途中、東側を見渡すと緩やかな傾斜の里山の向こう側に中央アルプスが見えます。

ようやくスタート地点の威代寺(反対側)に戻ってきました!

今回は良い天気に恵まれ、約2時間半を気持ちよく歩き回ることができました。通常コースに入っていない新境地にも足を延ばせることができ、とても収穫の多かったウォーキングでした。ご参加いただいた皆様、お疲れ様でした!

 

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